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内容説明
戦に勝利し、村の安寧を取り戻した竜基たち。竜基は戦禍の中で救った少女・イズミのサポートを受けて仕事に励みながら、現世で知り合いだったクサカの「記憶がない」という情報を確かめるため、ライカと共に北アッシア城へ向かう。そこでスラムの住人であるファリンと出会い、竜基はアリサを悩ませる地方豪族の問題と直面する。「―俺が、やるよ」問題解決のために奔走する中で、彼はある一つの道を見つけ出す。「小説家になろう」発の異世界ファンタジー戦記、計略冴える第2巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
25
戦に勝ち、村の安寧を取り戻した竜基はクサカの情報を確かめる為に北アッシア城へ向かう事なる…な話。。竜基が色んな人物と触れ合い、街の現状や権力者の腐り具合を見ている内に己の進むべき道を見出し、覚悟の一歩を踏み出す所はじっくりやっただけの価値があったかなと思います。幾らなんでも急に優秀な人材が集まりすぎな気もしますが、そこら辺は物語の展開上仕方が無いと割り切った方がよさそうですね。次巻から本格化する竜基とアリサの活躍は勿論、アリサの母親や竜基の父と気になる要素も多いので次巻も楽しみにしてます。2015/05/21
よっち
18
戦禍から村を守った竜基が、記憶が無いクサカの状況を確かめるため北アッシア城へ向かう第二弾。今回はイズミやファリンといった人材を得ながら、城内改革やら豪族対策をアリサに助言する展開でしたが、苦悩する竜基がようやく覚悟を決めて仕官したところまでが、物語としてのプロローグですか。人材の集まり具合や一気に問題が解決するご都合主義感は、そう思えば許容範囲かな。今後絡んできそうなアリサの謎めいた母親や、記憶喪失っぽい?竜基の父といった存在の登場も気になりますね。ここからどう物語を展開していくか次巻に期待ということで。2015/05/12
フレイ
6
今巻までが序章ということもあり、訳も分からぬまま異世界に迷い込んでしまったリューキが自分の進むべき道を見出し、決意を固めるまでの流れがかなり丁寧に描写されており、とても読みごたえがあったように思います。その一方で前巻と比べ実際の戦闘はほとんどなく、もう少し戦う描写があっても良かったように感じました。新キャラも続々登場し、次巻からは本格的に王女アリサと軍師リューキ、そしてその仲間達の活躍も多く見られそうなので、今後も楽しみにしていきたいと思います。2015/03/27
ギンレイ
3
【結ばれた手】 純ファンタジーな異世界飛ばされ系。 今回も凄く良かった! 自分のしてしまったことに対しての責任、それと正面から向き合い、悩み、苦しみながら水中に落ちたようにもがきます。 色んな人に支えられて成長していく姿が青春してますね~。 この瑞々しさが本当に好きです! 心を固めたリューキの活躍を次巻で見てみたいです 評価は ★★★★★★★★★★ 10個星です!!2015/09/19
ブー
3
まさか、この巻まででプロローグとは・・・今巻、主人公が、如何にアリサ姫の軍師としての道を選んだのかが、丁寧に書かれていたと思います。また、主要キャラも出そろったようですし、次巻から、本格的に物語が展開しそうです。なお、個人的にはどうしても、主人公の策が、三国志ベースに思えてしまう・・・あと、イズミ嬢の今後の活躍にも期待!2014/12/31