出版社内容情報
動かないはずの狛犬が夜の境内で大暴れ!
一対で神社を守っていた狛犬が仲たがい。一匹がどこかへ行ってしまいました。
相棒がいないので出した看板が「こまいぬぼしゅうちゅう」。
でも、集まったのは亀に猫に子犬と、頼りにならない者ばかり。そこへ泥棒が忍び込んできて…。
ダイナミックなイラストとユーモラスなストーリーが子どもの心をとらえるおはなし絵本です。
担当編集より
神社仏閣で見かける狛犬は、実は全国津々浦々さまざまなタイプのものが存在します。作者の尾崎さんは、地域や作られた時代によって異なる狛犬の魅力にはまったお一人。愛嬌たっぷりに描いてくださいました。読めば近くに狛犬を探しに行きたくなりますよ!
内容説明
じんじゃをまもるこまいぬ、あーあとうんうん。あるひ、けんかをしてうんうんがどこかにいなくなってしまいます。こまったあーあはあたらしいあいぼうをさがそうと『こまいぬぼしゅうちゅう』とかんばんをかきますが…。
著者等紹介
尾崎玄一郎[オザキゲンイチロウ]
東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程油画修了。作品は現代日本美術展入選、JACA展特別賞受賞など高い評価を得ている。絵画教室OZ代表
尾崎由紀奈[オザキユキナ]
神奈川県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程日本画修了。2005年より尾崎玄一郎とのユニットOZCO.などで絵本の制作を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
25
新着棚で。背表紙のタイトルが面白くて引き出したら、表紙も面白くて、読んでみた。阿、吽、一対の狛犬がケンカした。動かないはずの狛犬なのに、一匹がどこかへ行ってしまい、もう一匹は「こまいぬぼしゅうちゅう」の看板を出した。ところがやってきたのは……。迫力とユーモアのある絵とお話だった♪2024/01/23
猿田彦
12
夜のお仕事をする正義の味方のこま犬「あーあ」と「うんうん」。仕事は神社のパトロールです。良く話すあーあは、自分の仕事ぶりをすぐにアピールするから、出来る犬と言う感じ、一方うんうんは、だんまりのまま台座から離れてどこかに行ってしまった。頼りにならないと、あーあはこま犬募集中の看板を掲げた。結局、賽銭泥棒を捕まえたのはうんうん。あーあとは違う持ち場で見張っていたのです。2人で協力してこそ最強と知るのでした。こま犬が大きな口を開けて威嚇する様子は迫力があります。想像もしなかった様々なポーズのこま犬たちが可愛い2024/02/07
mntmt
5
今度神社に行ったら、狛犬を見てみよう。2024/02/23
遠い日
5
尾崎玄一郎さんと尾崎由紀奈さんのユニット、確実に進化し続けていますね。絵に軽みが出て来ました。初期のどろりと土臭い絵からユーモアを前面に出した突き抜けた印象。神社の狛犬、「あーあ」と「うんうん」。阿吽にかけた名前もすてき。この二匹は実は夜になると秘密の仕事をしていて、早速事件に対処しようとするのですが、あーあの意気込みと圧力がすごくて、二匹は仲違い?威勢のいいあーあと落ち着きのあるうんうん。この対照がよくて、引き込まれます。そしてやっぱり二匹いっしょの方が事件の解決は早い!2024/01/25
つっちゃん
1
3歳 神社の狛犬が気になっていた子供に読み聞かせ 狛犬が分かりやすく描いてあってよかった。小学生にもおすすめ2024/01/30