内容説明
キリンのジェニファーさんのお茶会に、思いきりおしゃれしてでかけたダンデライオン。ところがおしゃれしすぎて誰だかわかってもらえません。ドン・フリーマンの傑作絵本。
著者等紹介
フリーマン,ドン[フリーマン,ドン][Freeman,Don]
絵本作家。1908年米国カリフォルニア州生まれ。10歳の誕生日に父親からプレゼントされたトランペットを独学でマスター。高校卒業後、サンディエゴ美術学院で絵画と解剖学の基礎を学び、21歳でトランペットとスケッチブックを持って北米横断の旅に出る。ニューヨークにたどり着き、ジャズトランペッターとして生計をたてながら、アート・ストゥーデンツ・リーグで絵の勉強を続ける。『ヘラルド・トリビューン』や『ニューヨーク・タイムズ』に掲載された演劇イラストが好評を博し、小説の挿絵も手掛けるようになる。1951年、妻のリディアとの共同作業で息子のために作った絵本『Chuggy and the Blue Caboose』が出版され、キャリアの転機となる。1978年没
ビナード,アーサー[ビナード,アーサー][Binard,Arthur]
詩人。1967年米国ミシガン州生まれ。コルゲート大学で英米文学を学び、卒業と同時に来日、日本語での詩作を始める。詩集『釣り上げては』で中原中也賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
101
「ダンデライオン」とは、もちろんたんぽぽに引っ掛けてあるのだろう。ユーモラスな雰囲気の漂う絵本で、クスリと笑える個所がいくつかあった。たんぽぽ(dandelion)の花束をキリンにプレゼントするライオンのことを考えるだけで、優しい気持ちになれるような気がする。2016/04/18
masa@レビューお休み中
92
何気なくカフェで手にしたら…。かわいい絵と裏腹に、深い話で感動してしまった。これはダンデライオンという名前のライオンの物語である。ある日、ポストに招待状が届きます。キリンのジェニファーさんから、ティーパーティの招待がありました。日にちを見ると今日とあります。ダンデライオンは慌てて身だしなみを整えます。美容室に行き、洋服屋に行き、ジェニファーさんの家を訪れるのですが…。彼は、とってもオシャレさんなんですよ。オシャレで真面目だからこそ事件が起きてしまうんですよね。それがうんうん頷いてしまう内容なんですよ。2017/04/16
chiaki
39
キリンのジェニファーさんのティーパーティーに招待されたライオンのダンデライオン。急いで髪を切りに行ったら…笑 髪型に合わせて洋服や帽子、小物までもちょっとお洒落しちゃいますが…。着飾ったライオンよりも、あるがままいつもどおりの姿が1番素敵♡自分らしくいることの尊さを教えてくれる優しい絵本でした。訳はアーサー・ビナードさん。 2021/07/25
mincharos
35
可愛くて面白いお話だったー!パーティにお呼ばれしたダンデライオンさん、せっかくおしゃれして行ったのに、おしゃれし過ぎて誰にも気付いてもらえず、家に入れてもらえません。そこへ雨風が吹いて、、せっかくくるくると巻いていたたてがみはすっかり元通りのストレート。するとジェニファーさんは気付いてくれて、無事にパーティに参加することができたのでした。脳内にBUMPのダンデライオンが流れてた。2017/12/19
Shoko
27
図書館本。読み聞かせ。そのままのあなたが一番素敵だよ、ということかな。2020/03/17