内容説明
まどからふきこむよるのかぜにひやりとめがさめた。でんきをつけてみたら―ぼくのかげが、こっそりまどからでていくところだった…。「おい、ぼくのかげ、どこいくんだよ」ってきいたら、ぼくのかげが、すてきなひみつをおしえてくれたんだ。
著者等紹介
富安陽子[トミヤスヨウコ]
1959年生まれ。『クヌギ林のザワザワ荘』(あかね書房)で日本児童文学者協会新人賞、小学館文学賞、「小さなスズナ姫」シリーズ(偕成社)で新美南吉児童文学賞、『空へつづく神話』(偕成社)で産経児童出版文化賞、『盆まねき』(偕成社)で野間児童文芸賞、産経児童出版文化賞など、数々の受賞を重ねる
しまだともみ[シマダトモミ]
1975年生まれ。多摩美術大学絵画科油画専攻卒。フリーのイラストレーターとして、雑誌やCDジャケットなどの仕事に携わったのち、絵本作家としてもデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
28
新着棚で。富安さんの新作。夜、影は本体を離れて、影の国に集まって、パーティーを開いている。その名も、かげパ。たまたま夜中に目が覚めたぼくは、影についていくことに……! もう少し怖い展開があるのかとドキドキしていたが、童話でなく絵本なので、そういうことはなかった^^; 絵は、しまだともみさん。2019/09/26
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
16
かげパ=かげのパーティー。略しちゃうところがイマドキ(笑)あおいつきのよるに、世界中から影があつまるかげパ。気づいちゃったぼくも行きたくなりますよね。自分の影にお願いすると「きみに たのまれたら、 いやとは いえないね。 だって ぼくは きみで、きみは ぼくなんだもん」。いつでも一緒なのは当たり前ですが、光が無いと影はいても見えないものです。2019/09/10
遠い日
15
青い月の夜、そして、影、もうそれだけでファンタジーの世界が広がる。秘密のパーティー、かげパ。あらゆる影たちが集う楽しい夜。青い月影、子どもの頃はちゃんと知っていたのになぁ。今は夜が明るい分、月明かりの美しさを堪能することもなくなったなぁ。2020/01/14
Naomi
14
「かげパ」って「かげのパーティー」の略でした!略し方がイマドキっぽい⁉︎ 青い月の夜は素敵な秘密がありました♬2020/07/14
そうさん
14
5歳1ヶ月。影たちが参加するパーティーに招待された男の子。周りは影たちばかりなのはちょっと怖いかも。子どもは最初気乗りしなかったものの、読んだら「何の影かな」「影ばかりなのは嫌だから、かげパは参加したくない」と言いながらも最後まで聞いていた。2019/09/01




