内容説明
深化する感動。前作『感動』から8年、待望の続編。
著者等紹介
齋藤陽道[サイトウハルミチ]
1983年東京都生まれ。2004年東京都立石神井ろう学校専攻科卒業。2009年第32回キヤノン写真新世紀、飯沢耕太郎選・佳作「タイヤ」。2010年第33回キヤノン写真新世紀、佐内正史選・優秀賞「同類」。2014年日本写真協会新人賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hope
22
「逃れえないこの身体、この国、この時代。ここから動けない。それでも進んでいく。進んでいる。どこへ。内側の奥へ。底へ。底へ。外見上では何も変わらないようでいても、その裡では、生老病死に染まりながら、諦めても諦めきれず、それでもなんでかあの果てへと深化していくものがある。」 _写真集『感動、』より。2021/01/02
チェアー
9
わからない。 感動、とはなにか。 心が動くということはなにか。 言葉もなく、音もない静かな世界で、生きとし生けるものがあるということ。2020/11/07
宮崎太郎(たろう屋)
2
写真展の展示会場で購入。全部理解できたとは思えないけれど、何度でも見返す写真集です。「逃れえないからだ、逃れえない国家、逃れえないこの時代」それでも私たちはと、著者は感動するその心こそが繋がれるのではと問うていると思う。齋藤さんの写真にある祈り。その美しさを感じました。2024/02/21