目次
冷たき楕円
溺死する月
さんざめく乳房
二人の道
月光のソネット
二枚の舌
さまざまな耳
観念の豚
Sへのレクイエム
アンゲルス・ノーヴス―新しい天使
十三人目の使徒
水がくれたもの
風のモノガタリ
砂の処女性
ラルジャン―金
マヤコフスキー
ローザ・ルクセンブルク
擦過するツェラン
メランコリック・エンブリオ―憂鬱なる胎児
氾濫
家族的破調の終末
夢見る液体
人体図
海から見た母への思想
思考する卵
私の神話―二十の試み
「パサジェルカ」―犬
ルシアン・フロイドの視線
地の傷
制度の馬
表層の耳
ラスト・オブ・イングランド
ロバート・メイプルソープに
絞首刑―R君
主夫の時代
用のないしっぽ
青銅の仔馬
俺ん家の空
かなしき塊
つばくらめ
ある人の思い出に
神々の手淫
他者の声 巻末エッセイ