出版社内容情報
流通を知り尽くした男が語る鈴木流経営の真髄。
イトーヨーカドーグループ代表、鈴木敏文。流通業のカリスマがスピード経営、お客様第一主義等、不況下における経営の極意を熱く語る。
「流通業のカリスマ」と呼ばれるイトーヨーカドー・グループ代表、鈴木敏文。本書はセブン-イレブンの創業以来、30年にわたって経営の指揮をとってきた鈴木氏が明かす経営の極意書である。
▼「同業他社は競争相手ではない」「下手に将来の目標を口にするな」「POSでは”売れ筋”はわからない」など、鈴木氏の発言はその言葉だけを聞くと、オヤッ?と思ってしまうものが多い。しかし今回本書では、鈴木氏の思考過程がわかるよう「一人語り」という手法を用い、あたかも本人が語りかけてくるような独特の文体で、鈴木氏が“どうしてそう考えたのか”“なぜそうするのか”ということが読み手にリアルに伝わるようになっている。
▼また実際に本書を著しているのは、松下幸之助の側で薫陶を受け続けたPHP研究所副社長、江口克彦。本書は、2人の経営者によるそれぞれの経営観がうまく融合されて生み出された、鈴木流の経営思考法・発想法がわかる本である。
●第1章 お客様のニーズへの変化対応
●第2章 事業展開における発想法
●第3章 即断即決のスピード経営
●第4章 自己責任のリーダーシップ
●第5章 日本人の「不安」を解消する方策
内容説明
「流通業界のカリスマ」とよばれるイトーヨーカドーグループ代表、鈴木敏文。その経営の極意は、何事もすぐにやる抜群の経営スピードと徹底した顧客第一主義にある。些事にとられないその独自の発想法や思考法はどのように編み出されていくのか。本書ではその過程が「一人語り」という独特のスタイルによって、リアルに読者に伝わるようにしている。不況下を勝ち抜くヒント満載の一冊である。
目次
第1章 お客様のニーズへの変化対応
第2章 事業展開における発想法
第3章 即断即決のスピード経営
第4章 自己責任のリーダーシップ
第5章 日本人の「不安」を解消する方策
信念溢れるスピード経営―私の感じた鈴木敏文
著者等紹介
江口克彦[エグチカツヒコ]
PHP総合研究所代表取締役副社長。昭和15年生まれ。慶応義塾大学を卒業後、松下電器に入社。その後、PHP研究所。昭和51年より経営を任され、平成6年現職に就任。松下幸之助晩年の22年間、つねにその側で仕事をし、薫陶をうけてきた。また財団法人稲盛財団評議員、経済同友会幹事(地方行財政委員会委員長)、研究提言機構「世界を考える京都座会」コアメンバー、「歴史街道」推進協議会理事、松下社会科学振興財団専務理事等に就任。また内閣総理大臣諮問機関経済審議会特別委員、大阪大学客員教授、松下電器産業株式会社理事、東京杉並区21世紀ビジョン審議会委員等を歴任している
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