感想・レビュー
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kaizen@名古屋de朝活読書会
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#さいとうなおこ #短歌 この雨の境目の地は広き原とひとり決めおり夢に入りつつ p12 鳥のごと鋭く木にて昨夜(きぞ)鳴きし虫も濡れいん雨降りている p22 湯あがりの子の髪切りぬわが指に吸いつくごとく柔かきかな p25 肩濡らし夜ふけて夫は戻りたり七時間後には出でて行くべく p37 泣けるだけ泣きて立ちいる幼な子を抱けば野に降る雨の匂いす p39 堅笛を吹かなくなりし子が雨に濡れつつバット繰り返し振る p44 氷河期より眠り続けしマンモスの口中に残りたるキンポウゲ2017/07/05
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- 和書
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