出版社内容情報
西の獰猛なる帝国が、ついに動く
『先進11カ国会議』――2年に1度開催される、
世界の名だたる列強、強国が参加する国際会議である。
主催の神聖ミリシアル帝国は、この国際会議に
列強パーパルディア皇国を降した日本国を招待する。
一方、列強レイフォルを降したグラ・バルカス帝国からも
参加希望を受け、これを承諾した。
そして翌年、その日がやってきた。
グラ・バルカス帝国の代表として会議に出席したシエリアは、
全世界に対し宣戦布告ともとれる挑発を行う。
その裏側でも、神聖ミリシアル帝国が誇る第零式魔導艦隊に、
不穏な影が迫るのであった。
真の波乱の渦に、日本も飲み込まれてゆく――
(C)2018 みのろう/ポニーキャニオン
みのろう[ミノロウ]
著・文・その他
toi8[トイハチ]
イラスト
高野千春[タカノチハル]
イラスト
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんりん
11
★★☆2019/02/08
nas
4
覇権国家が覇権国家すぎてこんな無茶苦茶あるかよと思いつつ、開戦だけなら同じぐらいのノリでやってる大国が直近で発生しちゃってるから困る。開戦理由に対しての心理ハードルがめちゃくちゃ下がって読みやすいけどもっと高くあってくれ2024/03/23
えぬ氏もわるよのぉ
3
今回は、第二次大戦レベルの科学技術を有する国と、魔法技術を発展させて類似の兵器を開発した国とが、第二次大戦の戦記のような戦闘を展開する。ちなみに日本は、想定外の国際情勢の推移に対応しきれず、あまりいいところがなかった。2020/03/12
ぎゃぐれー
3
増長した帝国主義の国が世界を敵に回して宣戦布告という、どこかの国のような展開。清々しいまでの悪役ぶりを発揮して、このあと日本や友好国とどう戦うのかゾクゾクする。架空戦記はこうでないと。2018/04/11
錯乱坊
2
4巻からは悪役が旧ナチスを彷彿とさせる日本と同じ転移国家に代わりますが、多少相手が強くなった程度です。しかしながら列強が苦も無くやられてしまいいよいよ日本の存在感が増してゆくのですが、砲艦外交が当たり前の世界であろうことか沿岸警備船で国際会議に臨んなものだから、敵から過小評価されてしまい、世界を敵に回した宣戦布告に巻き込まれてしまい、、、的な展開です。2020/07/12