ぽにきゃんＢＯＯＫＳ おひとりさまでした。 - アラサー男は、悪魔娘と飯を食う

天那光汰

ポニーキャニオン（2016/02発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 351p／高さ 15cm
• 商品コード 9784865291902
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

なろうコン大賞作品。

旨い飯を一人で食う。それだけで充分幸せだ。だけどもし、隣に誰かいたら―――。

速見誠一郎２９歳、独身。恋人もなし。趣味は食べ歩きと、一日一冊の読書。
一人の時間をこよなく愛する誠一郎は、一人きりの食卓に並ぶ料理を日々笑顔で見つめていた。
そんな誠一郎はある日突然、偶然にも魔界の悪魔を召喚してしまう。
リリスと名乗る悪魔娘に、願いを一つ叶えてやると言われた誠一郎。
……後になって振り返る。自分は何故、あんな願いを口にしたのだろうと。
この話は、アラサー男が悪魔娘と飯を食う。たったそれだけのお話です。

　2016 天那光汰／ポニーキャニオン

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[瀧ながれ]

いつもひとりでうまいものを食べていたサラリーマンが、ふとした拍子に女悪魔を呼び出してしまい、それ以来いろんな場所で、ふたりメシを食べることになった話。ひたすらふたりが食べる短編が続く。ふたりとも健啖で、孤独〇グルメみたいな男と、なにを食べさせてもはじめてのおいしさを絶賛する女悪魔が楽しくて、どんどん読んでいったら、結末にうっかり感動してまいました。いい終わりかたです。…と思ってあとがきを読んだら、続きがあるんですか！感動を返せ！(笑)

2016/02/10

[ホシナーたかはし]

♪うまや～うまや～♪どう言い訳しても「孤独のグルメ」のパクリ、でも良い方向へ向かっています。余計な事やうんちくや説明は少なく、二人いるのに、ただ美味い「だけ」言いながら飯を食っている所が良い。特に、回転寿司の回っているネタやラーメン屋に対して一言物申している所が良いっ。皆さんの自宅、学校、勤め先等で見つけられる「食事」を題材にしています。今回肉類が多かったので、続きがあるなら定食屋で食べられる焼き魚や肉野菜炒め、不味かったものをもっと出して欲しいと思います。こうきたかっ

2016/02/07

[策太郎]

作者のあとがきによれば、一人で食事をするのも楽しいが、ふと思ったことはないだろうか？気兼ねなく食事を共にできる存在がいればそんな願望がリリスという悪魔の根源だそうです。その考え方はとても共感できました。実はweb版ではここまでが1部でここから2部がスタートします、2部の締めの話はとても好きなのでこの本を読んで興味がでた人はそこだけでも読んでほしいなと思っています

2018/06/07

[あさい]

飯テロ本。アラサー男がノリで呼び出した悪魔と一緒に、一人じゃ食いづらい時に一緒に飯を食う話。読んでてお腹が減る～。ラーメンに中華にコンビニ飯に焼き肉、クレープまであれこれ美味しそうなものばかり。悪魔娘リリスの美味そうな食べっぷりや、主人公の美味そうな描写で読んでると腹がへる。今日の夜はラーメンが食べたい。それにしても二人分軽々と払えるとは主人公そこそこ金持ちだな……。

2016/04/14

[サキイカスルメ]

食べて食べて食べまくる！趣味が食べ歩きな誠一郎と、二人以上で食べたいものに出会った時に現れるようになった悪魔娘リリスが二人で食べまくるお話。一回の食事で13ページくらいの短編が20話入ってます。とにかく食べます。いやぁ、美味しそうでしたね。特にマグロ漬け丼と焼肉によだれが……。一人の気軽さは好きだけれど、誰かと一緒だからこそ美味しいご飯もあるよね、と思わせてくれました。

2016/04/12