出版社内容情報
さよならも言わずに、消えてしまわないで――。
ユーザー数、800万人以上。
幻想的な雰囲気と可愛いらしいキャラクター、ピアノをメインとした素晴らしい楽曲を自分で演奏しているかのような体験ができる音楽ゲーム「DEEMO」。
台湾のゲーム会社「Rayark」によるスマートホン向けアプリゲームで、
App Storeでは100ヵ国以上の音楽ゲームのカテゴリにて1位を獲得。
その美しく儚いストーリーのノベライズ作品がいよいよ登場。
不思議な空間に迷い込んだ少女と、黒づくめの男「Deemo」。
出会った二人がピアノを演奏するたびに成長する木と、
その先にある少女の帰るべき“場所”、
そして少女とDeemoが最後に願った“夢”とは――。
(C)2015 Rayark Inc.
(C)2015 木爾チレン/ポニーキャニオン・EXIT TUNES
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かすみん
35
ゲームをプレイしてから読むとより深く楽しめるかもしれない内容だったかも。補足的なストーリーもあって良き。2022/12/31
のぶ
18
ゲーム内では描かれなかった話も出てきて面白かったです。音楽っていいですね。2016/07/02
紅
5
作者読み。ゲーム自体は読む前にちょっとだけプレイ。ゲーム自体もとても美しい音楽とビジュアルに彩られた素敵な作品だと思うけれど、小説も良かった。最後までプレイしていなかったので、DEEMOの正体にうわあっとなりながら読んだ。哀しくて切なくて、美しい。分岐ルート部分はどっちを選んでもつらい。一番好きだった部分は「未来」。ゲームとのリンクの在り方が良い。またあのゲームをプレイして、あの美しい音楽の世界に浸りたいと思えるラストだった。2015/12/31
ブー
3
携帯アプリのノベライズ作品。アプリ自体はプレイしたことはないが・・・表紙絵と帯を見ての衝動買い。ちょっと物悲しいくも、一人の少女の再起物語。独特の表現方法と世界感で入り込みは少し手間取ったが、一回世界観に入り込むと、なかなか味のある物語でした。ただ、この世界観は、好き・嫌いがはっきりしそうです。読者を選ぶ作品だと思います。2016/02/08
kanata70129
2
…さよならも言わずに、消えてしまわないで――。窓から落ちてきた少女と、ピアノを弾く不思議なdeemoの優しい話。私の愛する音楽ゲーム「deemo」のノベライズです!わーいパチパチ!文体と行間と紙の厚みのおかげで思いの外サックリ読めました。前半はdeemoの内容に肉付けしたような内容で、後半はオリジナル要素も交えながら、といった感じ。所々に曲名がちりぱられていてニヤリとしました。とはいえこの小説が気になったのならまずはアプリゲームの方をしてほしい。素敵な楽曲と素敵なストーリーで感動できるから……!2017/03/05