ぽにきゃんＢＯＯＫＳ スーパーヒロイン学園〈２〉

仰木 日向【著】

ポニーキャニオン（2015/08発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 349p／高さ 15cm
• 商品コード 9784865291544
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まりも]

アメコミ風ドタバタヒロイン活躍劇の第二弾。今回も面白かった。コメディパートはメインのヒロインsだけでなく、サブキャラの出番も沢山あったので賑やかで楽しい気分になりますね。クロちゃんに焦点の当たる後半からのシリアスパートもヒーロー物らしい熱さがあって良かったです。この巻を読んだ事で更にクロちゃんが好きになりました。イラストはもう神の領域。マルイノさんのイラストには癒されっぱなしです。今後の展開も気になるし、次巻も楽しみ。

2015/08/04

[異世界西郷さん]

バスターポリスを舞台に、悪を懲らしめるヒロインを描くシリーズ第2弾。今回は最後の話以外はギャグ成分が多目で面白く読めました。登場人物も増えて、1巻以上に賑やかになっていましたね。個人的には、アイちゃんがタイガーリリィによって“腐ってしまう”お話が一番面白かったように思います。最後の話はなんというか、某“レベルアッパー”みたいなお話でしたが、クロ子の「持たざる者」であるが故の苦悩や彼女ならではの芯の強さが巧く表現されていたのではないでしょうか。今後の展開が楽しみです。

2015/12/17

[半熟タマゴ]

基本的にほのぼのとしているから、その分最後のシリアスパートが際立つ。事件を解決した後にクロ子が本当の気持ちを呟くシーンに心が痛んだ。いつか努力が報われる日が来て欲しい。2巻が出るまでちょっと長かったから、今度は早めに続きが出るといいな。

2016/01/24

[いっしー]

スーパーヒロイン活動、略してヒロカツ！ なんかヒレカツっぽいな……。前巻で感じていた物語的な垢抜けなさが大幅に減じており、話の転がし方が格段に上達している印象。コメディとシリアスを程よくブレンドし、キャラの魅力を最大限引き出しているのがとても良いと思います。特にクロ子の活躍エピソードなどは、彼女が内に抱えている葛藤をよく表現できており、かつ彼女が持つ精神的な強さを確かに感じさせてくれる秀作でした。あとマリリンハートのように間抜けな悪役キャラがすごく好きです。

2015/08/20

[くろう]

新米スーパーヒロイン達のドタバタ＆ほんわかコメディ第二弾。新たに出てきた不良チーム“ザ･ウォンテッド”のアホなこと。正義の味方ってなんかかっこ悪いからとりあえず悪役ってのなんか分かる。腐女子に目覚める亜依ちゃんに健気なフレイムテイル、苦労性なマイティM。このドタバタ感癖になるわ。シリアス編はギフト強化する麻薬の話。最強の正義の味方を目指す最弱のヒロイン、クロがある日凄い力を手に入れ…。最後の彼女の涙は、最強ヒロイン悠美にどんな影響を与えるのか。クロちゃん無事で良かった。クロを好きになっちゃうお話でした。

2015/08/16