出版社内容情報
東京都写真美術館の写真展カタログ。過酷な歴史を持つ土地を訪れ、静謐な美しい風景を写し取る手法は、近年非常に注目されている。サハリンなどで撮影した新作も多数掲載。
内容説明
アジアで、そしてヨーロッパで、過酷な歴史をもつ土地に折り重なる、かつて生きた人々の記憶。そしていま、穏やかに流れる時間。清澄さのなかに悲しみを、寂寥のなかに勁さを、そして災禍のなかに密やかな希望を見出す、国際的に活躍する気鋭の写真家の代表作を収めた写真集。東京都写真美術館展覧会公式カタログ。
目次
見えるものと見えないもののあいだ(福原義春)
暗なきところで逢えれば(米田知子)
Scene
パラレル・ライフ The Parallel Lives of Others
Between Visible and Invisible
Kimusa
Japanese House
積雲 Cumulus
サハリン島 The Island of Sakhalin
氷晶 Crystal
暗なきところで逢えれば(映像作品)
それでも、人生の船は行く(黒川創)
光の彼方(藤村里美)
著者等紹介
米田知子[ヨネダトモコ]
兵庫県生まれ。ロンドン及びヘルシンキ在住。1989イリノイ大学シカゴ校芸術学部写真学科卒業。1991ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(ロンドン)、写真科にて修士課程修了。1995オブザーバー・デヴィッド・ホッジ・メモリアル・トラスト・アワード(ロンドン)、第3位。1996フューチャー・ヴィジョン、ザ・フォトグラファーズ・ギャラリー(ロンドン)、第2位。2006IPRN EUカルチャー2000チェンジングフェイシズコミッション(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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