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内容説明
ラチェカに託されたメッセージを“レイメイ”にいる若葉の父・涼風教次郎に届けるため、メイ、セト、マヤは、再びルルティカ盗賊一味と共に、荒廃した外の世界を駆けていく。出生の秘密を図らずも知ったセトは、自分自身と向き合う試練を与えられた。一方、深い傷を負った若葉は、エクリファスに帰還し治療を受けるが、ツクモ、アサトやラチェカとともに創主・ラズの審判を受けることになる。巫女・メイの不在のまま儀式を迎えることになった“エルゼム”は、奇策を用いた賭けに出る。―そして、ミハルに隠された秘密とは?時空を超えて舞台と役者が出揃い、物語はクライマックスに向けて加速していく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
T.Y.
6
今回はメイの話が多め。エルゼムを脱出しレイメイに向かうメイ達。他方で若葉はエルゼムで一命を取り留める。巫女の代役を務める若葉、ラズと教次郎の交換取引…と、ようやく若葉とメイがそっくりなのが筋に活かされてきたかな。二人がそっくりな理由の他、17年前の「ゼロの落日」に真相と黒幕、ラズの陰謀、両国上層部の大人達の人間関係と、重要情報も次々明かされてまもなくクライマックスという感じだが、重要情報に限って出し方があっさりしているせいか、どこが要所なのか印象に残りにくい。この物語を観る美春と合わせてどこへ向かうのか。2014/08/10




