内容説明
いてもいい、いなくてもいい。選ばれし花びら散って きみにいてほしい。とまどいながら、後戻りのできない決断をかさねて、いま、ここに在ること。デビュー作『乱反射』から18年後の、小島なお最新歌集。
目次
1(両手をあげて、夏へ;Tay、あなたへ ほか)
2(魚は馬鹿;手と手と手 ほか)
3(一月一日;戸籍の雪 ほか)
4(金色堂;羊肉 ほか)
5(荒行;骨と柳 ほか)
著者等紹介
小島なお[コジマナオ]
1986年、東京生まれ。青山学院高等部在学中に短歌を作り始める。2004年、角川短歌賞受賞。歌集に『乱反射』(現代短歌新人賞、駿河梅花文学賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yumicomachi
3
1986年生まれの著者第四歌集。世界のさまざまなありように、個人をめぐるさまざまな出来事や決断(婚姻、不妊治療、祖母の死など)に、とまどいながら向き合う三年間の短歌作品群。【産んでいない子を思うこと増えながらあかるいパンジー大きなくらやみ】【夏草は身体の外で鳴りながら楽器のように受け身でいたい】【悼むときいらない瞼 みひらいて私のいない世界を生きる】【望まない きみの思いの透ける初夏いない子どもの話はしない】【フォグランプ点す向こうに旧姓の木の葉が散ってまた舞いあがる】等。2025年12月9日第1刷発行。2026/03/12
草波ことり
1
「月面にゆるくはためくあの旗のように私はきみを思って」「栞紐ほぐして傷つける文庫 物語には夏ばかり来て」 「微熱ある身体に耳を押しあててやがて大きな貝殻となす」 「粉薬きみの底まで散ってゆく 動画みたいにほの明かりして」2025/12/29
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