内容説明
三十九歳ですがチャンスをください。「中年再生工場」を名乗る著者のもとには年齢も境遇もさまざまな入門志願者たちがやってくる。弟子たちのそれぞれの成長を描いた表題作他二篇を収録。談四楼が初めて描く実録弟子小説!
著者等紹介
立川談四楼[タテカワダンシロウ]
1951年群馬県生まれ。1980年第9回NHK新人落語コンクール優秀賞受賞。1990年文藝春秋より小説集『シャレのち曇り』を発刊、話題となる。以降落語活動と並行してTVラジオの出演、講演会等のほか新聞、雑誌にエッセイやコラムを書き続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Koji Harasawa
3
笑ってほろっとして、落語家の書く話はやっぱり落語を聞いているようだ。「中年再生工事」というだけあって弟子は若くない。若くないが色んな経験もクセもある。全てがうまくいくわけでは、もちろんない。だから面白い。落語には笑いのすべてがあるというくだりがあったが、なんだか腑に落ちた。2025/03/31
kurumi
1
…いい話だねえ。ただの人間に落語家は務まらない。色んな人の繋がりで成り立ってるのね。気働き、愛嬌、人の心を掴むのは苦労も多いんだろうけど。文章が面白いです。2025/04/15
snakedoctorK
0
談四楼師匠の落語を観たくなった。 いろんな弟子がいますね。弟子たちにも魅力があります。まさに落語とは業の肯定である。ー2025/04/28
mok_zaki
0
や2025/03/28
公平進
0
立川流、気働き 前座見習、今落語家さん多すぎです2025/03/06