少女マンガのブサイク女子考

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少女マンガのブサイク女子考

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  • サイズ 46判/ページ数 187p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784865282931
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0095

内容説明

ヒロインにはなぜ、ブサイクがいないの?少女マンガ×ルッキズムエッセイ。

目次

第1章 ブサイク女子と恋(ブサイクでも「盛れていればOK」だし恋だってできる!『圏外プリンセス』;ぼんやり系王子に愛される幸せ『ブスに花束を。』 ほか)
第2章 ブサイク女子の生き様(ズボラ系ブサイク女子がさなぎになったり蝶になったり『なかじまなかじま』;「痩せる=キレイになる」は幻想でしかない『脂肪と言う名の服を着て 完全版』 ほか)
第3章 ブサイク女子と「呪い」(「違和感」のあるブサイク女子には気をつけよう!『鈴蘭』;かわいさよりも強さを取った女の子『肉のヨロイ』 ほか)
第4章 ブサイク女子の血縁関係(「小豚ちゃん」のママは売れっ子女優『鏡よ鏡…』;焦れったいブサイクヒロインを愛でよう『薔薇のために』 ほか)
第5章 「ブサイク」に左右されない女たち(『俺物語!!』の猛男が女だったらどんな感じ?『終電車』;幻のブサイク女子マンガはやはり傑作だった『ひなちゃんの恋』 ほか)
対談 能町みね子×トミヤマユキコ「少女マンガはなぜブサイク女子を描き、わたしたちはなぜそれを読むのか?」

著者等紹介

トミヤマユキコ[トミヤマユキコ]
1979年、秋田県生まれ。早稲田大学法学部、同大大学院文学研究科を経て、2019年春から東北芸術工科大学芸術学部講師。ライターとして日本の文学、マンガ、フードカルチャーについて書く一方、大学では少女マンガ研究を中心としたサブカルチャー関連講義を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

88
これも面白い本だった。タイトル通り、少女漫画の不美人の扱いから、ルッキズムの問題に肉薄する本。この問題意識があるか無いかで意義が違うのである。無ければ『トンデモ本の世界』に堕してしまう。堕してしまえばまた誰かを笑いで無用に傷付ける。往々にして外見はいつも内面を傷付ける。人体が煙か湯気のようであれば良いのにと、私はいつも思う。内面の美に輝きを見る事ができれば、世の中は変わるだろうが、現代人は昔と変わらず外見を崇める。だから、帯の宇垣美里の推薦文が良くて感心した。我々は「魂で会話できない」のだ。良書。2020/12/03

ケディーボーイ

40
容姿問題は少年漫画よりはるかに少女漫画に付随するものというイメージがある。というより少年漫画で外見を題材とした作品ってあるのだろうか。 陰に陽に女子は外見を気にするべきという社会的圧力の結果なのだろう。 可愛くないとされる女の子を脇役ではなく主人公に添えた作品がこんなにたくさんあることに驚いた。 多種多様な外見、それとの葛藤から描き出される内面の問題 紹介されている作品の中で気になる漫画は、内向的な美人、愛美と女っぽくないキャラを演じてきた大柄な明子の中身が入れ替わるという設定の『鏡の前で会いましょう』 2023/06/26

akihiko810/アカウント移行中

36
ブサイク少女マンガの紹介と、少女マンガにおけるブサイク女子について考察。印象度A  世の中にはこんなにも「ブサイク少女マンガ」があるなんて知らんかった。そりゃ読者である少女たちの一番の興味問題だからなー。女子たちは漫画から、人生は顔面の美醜のみで決まるわけでもないということを学んでいるのだろう。  本書で読んだことある漫画は「ブスに花束を」と萩尾望都「半神」「イグアナの娘」くらいか。特に「ブス花」は、主人公がブスだけど、主人公含めて「性格いい人」しか出てこない新時代のマンガで、傑作ですよ2021/12/09

nonpono

28
「少女マンガの世界にはブサイク女子が案外いるんだぞと伝えたくてこの本を書きはじめたわたしだが、実際に作品を探してみると、ブサイク女子は本当にたくさんいた。」とある。やはり読んだことのある作品に目がいく。安野モヨコの「脂肪という名の服を着て」の主人公は、ダイエットという無限地獄に堕ちていくし、岡崎京子の「ヘルタースケルター」は整形でしか自分を維持できない女の話である。世間は明るいブスに期待するかもしれないが描かれる女は闇が深い。そこに少女漫画の自由さや多様性がある。未読の作品にも読んでみたい一冊。2023/06/06

くさてる

26
少女マンガに登場するブサイクな女の子たち。彼女たちの描かれ方とストーリーを作品ごとに紹介しながら、少女マンガにおけるルッキズムの問題などについて触れています。吉村明美「薔薇のように」が取り上げられていて嬉しかった。少女マンガの主な読者層である十代女子にとっては容姿の問題はとても大きなもの。そんなもの気にしてはダメとかみんな可愛いとか大人としては思いがちだけど、当事者はそれどころじゃない。いろんな生き方や考え方があることをフィクションを通して感じてもらえたらいいなと思いました。2021/05/01

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