目次
1 ボタンA
2 身から出たサービス
3 目隠しは本当に要らないんだな
4 握手なら手を握れ、手を
5 山田耕司vs山田耕司
6 眼球は常に全裸
7 あ、また花束だ。
8 耳に、たぶ。口には、びる。
9 地球のある方が下
10 脱ぎたては柔らかい
著者等紹介
山田耕司[ヤマダコウジ]
1967年生。俳句同人誌「円錐」編集人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちぇけら
20
肛門に手をさしのべて螢かな。なんて。ふみにけるパンティは霜菊のごと。なんて。十七音は蜃気楼のなかをつきすすむ。いろとりどりの枯葉をふむような。そしてそのどれもが滑稽でナンセンスな音をたてるような。あるいはともだちの恋人に惹かれてゆくような。そらから金平糖がふりそそぐような。まぶしいことばたち。そのことばのひびきは乾いていて果てがなくて意識をこえて、だけどつねに暖かい。ありふれた感覚を越えた季語と非季語の組み合わせに、夢をみているようだ。2019/11/30
デコボコ
1
六「眼球は常に全裸」以降がとくに面白かったです2019/08/08
hideko
0
静かに広がる世界。2018/12/09