内容説明
誰もが性に悩んでた。誰もがこの難問に取り組んだ。俗虜迷信が横行し、コンプレックスと衝動が渦巻く性とは何か。ジァンジァン劇場主の見聞と思索。人間の深淵を探り、いのちの根源に迫る、性の欺瞞と隠蔽を暴く、著者渾身の警告の書。性の言説を追い詰める知の巨人たち、ミシェル・フーコー、森鴎外、吉本隆明、ヴァン・デ・ヴェルデ、謝国権。
著者等紹介
高嶋進[タカシマススム]
1932年、新潟県生まれ。青山学院大学文学部卒業。69年渋谷ジァンジァン、77年名古屋ジァンジァン、80年沖縄ジァンジァン、83年座間味ジァンジァンを開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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古本虫がさまよう
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(こんな内容)→誰もが性に悩んでた。俗虜迷信が横行し、コンプレックスと衝動が渦巻く性とは何か。人間の深淵を探り、いのちの根源に迫る、性の欺瞞と隠蔽を暴く、著者渾身の警告の書。性の言説を追い詰める知の巨人たち、フーコー、森鴎外、吉本隆明、ヴァン・デ・ヴェルデ…。自叙伝的性書読破の遍歴を綴ったといった感じの本。ヴェルズやセネカはともかくとして、フーコーにはあまり関心がないので…。三島由紀夫も出てきたが、これまた同様に…。ということで、いささか文学的な言い回しが多くて…。さほどの読後感は残らなかったが…。 2018/07/06