RED―ヒトラーのデザイン

個数:

RED―ヒトラーのデザイン

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月25日 19時35分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 367p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784865281767
  • NDC分類 757.023
  • Cコード C0070

内容説明

デザインの歴史探偵が読み解く、ヒトラーのデザインの本質。なぜ、「ナチズム」は止まらなかったのか。ナチス映画が語る日常にひそむ煽動。

目次

第1章 ファッション
第2章 デザイン(たくらみ)
第3章 グラフィック
第4章 イミテーション
第5章 ハーケンクロイツ
第6章 ライン
付録(ハーケンクロイツ的シンボル群;映画のなかのシンボル・マーク)

著者等紹介

松田行正[マツダユキマサ]
グラフィック・デザイナー。デザインの歴史探偵。「オブジェとしての本」を掲げるミニ出版社、牛若丸主宰。『眼の冒険』(紀伊國屋書店)で第37回講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜間飛行

153
ヒトラーはキリスト殺害の槍に感激してオカルティズムに傾き、鉤十字をドイツ復活のシンボルにした。行進はムソリーニ、軍服はイギリス・ローマ・インド…と、その様式は借り物のつぎはぎ。つまりキッチュであるが、それ故にこそ独裁者の意志を強烈に象っている。シンプルな形を反復して強制や監視に使うのは、まさに大衆へのストーキングといえる。このデザイン、罪深く俗悪なればこそ傷のように残存するのだろう。今も海外では敏感に反応するらしく、ポケモンに付いている卍も不可だとか。とはいえ映画では衝撃を与えるイメージとして欠かせない。2020/08/13

HANA

60
ナチスの様々な意匠に散りばめられたデザインに注目し、それが人々をいかに高揚させていったかを描いた一冊。この分野に先鞭をつけたものとして草森紳一『絶対の宣伝』という大著があるけど、これはまさにそれを継ぐ一冊だと思った。デザイナーらしい目の付け所も特徴で、ハーケンクロイツについて逆卍を45度に傾け回転性を持たせた事やポスターなどの書体に注目した事などどれも初めて知る。最近の映画やサブカルなどにも言及しているのも嬉しい所。あと読んでいるうちに徐々にヒトラーの顔が表れてくるのも、デザイナーらしく面白い試みだった。2019/06/13

ゆかーん

59
デザインは人を支配することを学びました。ナチスドイツの時代、ヒトラーは数々のデザインに優れたマークを生み出し、そこから独裁政権の世界を形作っていたようです。プロパガンダ、ユダヤ人迫害、病的な健康志向。「卍」を45度に傾け、疑似酩酊感を発生させ、多くの人々にこの有名なマークを印象付けたことも政策の一つ。また、グースステップからは、思考停止を作るための最適なリズムを生み出し、効率的に軍隊を形成していたようです。目から入る情報を何よりも重要視していたヒトラー。彼の徹底的なデザイン性には中毒性を感じます…。2018/06/10

こばまり

55
人は何故ナチスに魅入られてしまうのか。当時用いられた様々な意匠を通してクリエイティブディレクター、ヒトラーの負の業績を検証する刺激的な作品。興奮しているうちにあっという間に読んでしまった。所謂専門書と異なり文体がざっくばらん、図版も多数で理解し易い。新旧の映画作品が沢山紹介されているのもよい。2018/01/04

とよぽん

49
この夏ごろからナチスの狂気を小説や絵本、論考などによってたどってきたので、『RED』を読んだことは、それらの大きな区切りになったと思う。ヒトラーが大衆を煽り、コントロールできたのは、あの「ハーケンクロイツ」のデザインによる疑似酩酊感を生み出した成果だと著者は言い切る。45度傾けたハーケンクロイツは魔力を増大させて、旗、腕章、バナー(垂れ幕)に使われ、赤・白・黒のモダニズム的なインパクトで人々を支配する。ヒトラーのデザイン、演出、借用の巧みさによって狂気の25年間が作られ、世界に負の遺産をもたらしたのだ。2020/10/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12170535
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。