内容説明
大澤真幸×見田宗介、二大社会学者の最新対談。人類の起原と未来を考える。
目次
対談 連山縦走―われわれはどこから来てどこへ行くのか(見田宗介+大澤真幸)
特別付録1 「見田宗介=真木悠介」総特集から「走れメロス」へ(大澤真幸)
特別付録2 対談をより深く理解する 見田宗介=真木悠介のことば
論文 “ひとり”と“みんな”をつなぐもの―『銀河鉄道の夜』再読(大澤真幸)
『銀河鉄道の夜』最終形/初期形第一次稿/初期形第三次稿(一部抜粋)
著者等紹介
大澤真幸[オオサワマサチ]
1958年生まれ。社会学。個人思想誌「THINKING「O」」主宰。『ナショナリズムの由来』で毎日出版文化賞を受賞。『自由という牢獄』で河合隼雄学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
小鈴
13
軸の時代Ⅱについて以下要約。【軸の時代Ⅰ】ヤスパース軸の時代(『歴史の起源と目標』)は、ユダヤ教、仏経、儒教のような世界宗教と古代ギリシアの哲学がなぜ同時代に成立したかを考察。社会学としてみると解ける側面がある。小都市の勃興期と貨幣経済が初めて浸透した時代。都市は貨幣経済が発達して可能。貨幣のための貨幣、貨幣という共通の尺度の浸透。ピタゴラスの万物は数である、古代ギリシャの最初の哲学者の言葉の中身も個々のものに共通する価値はなにか、時間の概念といった尺度化。明らかに貨幣経済と結びついた思想。➡2017/04/06
きろく
7
中身の詰まった本だった。まず、自由・博愛・平等の関係を整理している所が面白く、「幸福」を狭い人間関係から普遍的な公共空間に持ち出す間違いによって、本来両立しうる自由と博愛が葛藤し、結果、嫉妬から平等への要求が起こるというような話だった。前半のもう一つのテーマは有限・無限で、貨幣の登場によって内輪の集団が社会に開かれたことで「無限」が考えられるようになり、近代への起爆・思想の開花となったが、今は近代が終わりつつあり、逆に「無限から有限へ」が思想の課題だという。マイルドな資本主義ということで中国をほめていた。2025/12/15
ringleman
1
正直、難解で感想がない2019/06/11
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