ウイグルの詩人 アフメットジャン・オスマン選詩集

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  • サイズ A5判/ページ数 139p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784865281309
  • NDC分類 929.581
  • Cコード C0098

目次

ロビンソン・クルーソー
一掴みのウイグルの土
麗人
祖先
孤独
いななく心
馴染み深いものへの見知らぬ感覚
期待

欲望の輩〔ほか〕

著者等紹介

オスマン,アフメットジャン[オスマン,アフメットジャン] [Osman,Ahmatjan]
1964年4月26日中国新疆ウイグル自治区ウルムチに生まれる。ウイグル現代詩を代表するもっとも著名な詩人。1978年(十四歳の時)「祖母ちゃんが教えてくれた物語」で詩人デビュー。1979年「彼を学校に行かせて」で、第一回児童文学最優秀賞を受賞した。ウルムチの有名な進学校「実験中高校」を経て、新疆大学文学部に入学後シリアのダマスカス大学に留学し、アラビア文学の研究で修士号を取得

ムカイダイス[ムカイダイス] [Muqeddes]
放送大学非常勤講師。ウルムチ出身のウイグル人。上海華東師範大学ロシア語学科卒業後、来日。日本国文部科学省奨学生。神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科博士課程修了。日本中央アジア学会会員。日本ウイグル文学翻訳研究会翻訳者、日本語・ウイグル語・中国語の同時通訳者などの活動を続けている

河合眞[カワイマコト]
精神科医(医学博士)。1947年生まれ。東京大学教養学部基礎科学科を経て、群馬大学医学部卒。東京女子医科大学精神科勤務の後、昭和大学医学部藤が丘病院精神科講師。2000年に横浜市で河合メンタルクリニックを開業するかたわら、ウイグル文学を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ロビン

23
初読みの詩人。キルギスの英雄叙事詩『マナス』は読んだことがあるが、ウイグルの詩を読むこと自体が初めてであった。「蒼い狼」という言葉が頻出する以外は、予想したよりも詩に民族色は強く出ておらず、むしろ普遍性のある言葉を選んで、「笑みの暁」「光のたわごと」「沈黙の花瓶」などの魔法の様な言葉の婚姻がなされており、美しく、どこか哀切な世界が見事に織りなされている。現在、ウイグル人がウイグル語で本を出版することができない状況が続いているということを恥ずかしながら初めて知った。非力な身だがせめて心に留めおきたいと思う。2020/06/19

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