この夜を越えて

個数:
電子版価格
¥2,750
  • 電書あり

この夜を越えて

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月25日 01時01分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 218p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784865280944
  • NDC分類 943
  • Cコード C0097

内容説明

水晶の夜の2年前、1936年3月のフランクフルト。ヒトラー総統の来訪に沸き立つ街で、19歳のザナは兄嫁が開くパーティーの準備に奔走していた。食い扶持を稼ぐためにナチスにおもねらざるをえない小説家の兄、愛と夢に生きる兄嫁、美しい友人とそのユダヤ系の恋人、仕事を干された反ナチのジャーナリストに、親衛隊や突撃隊の青年たち。ザナの周りの人々は、それぞれの生活と思想を守るのに精一杯だ。パーティーの夜、恋人フランツがケルンからザナを訪ねてくる。ある凶報とともに…。ワイマール時代を代表する女性作家が、ナチスが台頭する瞬間のドイツをリアルタイムで描いた群像劇。

著者等紹介

コイン,イルムガルト[コイン,イルムガルト] [Keun,Irmgard]
ドイツの作家。1905年、ベルリン生まれ。ケルンで育ち、俳優を志したのち、執筆業に転向する。1931年に『オフィスガールの憂鬱―ギルギ、わたしたちのひとり』(原題Gilgi eine von uns、関西大学出版部)、1932年に『人工シルクの女の子』(原題Das kunstseidene M¨adchen、同)を上梓し、ベストセラー作家に。1933年にナチスが政権を握ると、反体制作家とされて迫害を受け、オランダへ亡命して、本書を含む多数の小説やラジオドラマの執筆を続けた。1982年没

田丸理砂[タマルリサ]
フェリス女学院大学国際交流学部教授。首都大学東京で博士号(文学)を取得。おもにワイマール共和国時代の女性と表現について研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。