内容説明
ロシア最初の政治亡命者とイヴァン雷帝との論争。専制権力vs抗議する貴族。ツァーリ(皇帝)権力誕生時代のロシアを理解するための第一級の史料。1564年、イヴァン雷帝の腹心にして名門の貴族、さらに卓越した軍事指導者でもあったクールプスキー公は、ロシアと交戦状態にあった宿敵リトアニアへと亡命した。出奔して間もなく、彼は雷帝の専横と圧政を鋭く糾弾し、自らの亡命を正当化する書簡を旧主に送りつける。かつて「友」であった男の裏切りとその挑発的な書簡は、雷帝の心を激しく揺さぶり即座に反論の筆を執った。
目次
1 クールプスキーがイヴァン雷帝に宛てた第一の書簡(第一詳細版)
2 イヴァン雷帝がクールプスキーに宛てた第一の書簡(第一詳細版)
3 クールプスキーがイヴァン雷帝に宛てた第二の書簡
4 イヴァン雷帝がクールプスキーに宛てた第二の書簡
5 クールプスキーがイヴァン雷帝に宛てた第三の書簡
『往復書簡』の意味―解説に代えて―
著者等紹介
栗生沢猛夫[クリウザワタケオ]
1944年岩手県生まれ。北海道大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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