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出版社内容情報
タカハシさん事件の後、離れて暮らすことに決めた波瑠子と奈津子。
亜紀斗はそんな2人をみて、何も状況を変えることができない自分に疎外感を感じていた。
すれ違う姉弟だが、波瑠子も冷静さを装いながら「もう2度と3人で住むことはないだろう」と寂しさを押し込めていた。
一方、事件後仕事に復帰した恋人・弘人の自宅へ赴いた奈津子は彼の家に床下収納があることを発見する。
興味本位で開けてみたそこから出てきたものはなんと、姉・波瑠子に関する資料でーーーー!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
35
上巻の澱みが嘘のように取り払われた下巻に救われました。世の中捨てたもんじゃないーそう信じさせてもらえる内容です。弟君の恋愛がかわいいな~と思っていたら、彼女がまさかの…!笑わせていただきました。2025/06/04
かなっち
4
殺人犯の子供たちは、幸せになってはいけないのでしょうか。その答えを求めて、手に取った下巻です。殺人を犯した両親を持つ三姉弟が、毎日を精一杯生きるお話になります。次女の恋人が姉を狙う変態だったという胸糞の悪い結果でしたが、両親に良いように使われ弟妹のために犠牲になってきた長女の幸せになれそうな予感に安堵しました。おまけに、長男君もしたたかな彼女と復縁して、とっても幸せそうですし。何より、三姉弟の強い絆が素敵なのです。…殺人犯の子供でも幸せになる権利はある‼と、声高に叫びつつ…読み終わりました。2024/09/17