出版社内容情報
腰痛を放置せずに根治する
多くの人が悩まされている腰痛ですが、根治治療を行う人はあまり多くはありません。ありふれた症状のため治療の緊急性を感じない人もいますが、原因が進行性の病気というケースもあり放置することはよくありません。また外科手術で根治できる人でも「そこまでは…」とためらっているケースもあります。少し前まで腰痛はその8割が原因不明といわれていましたが、近年は専門医が丁寧に診察を行えば大方が原因を特定できることがわかっています。原因さえわかれば有効な治療ができます。
本書では長年、脊椎を専門に臨床、研究にあたってきた著者が、もっとも多い腰椎椎間板ヘルニアを中心に、腰痛のしくみ、対処法を詳しくわかりやすく解説し、また話題の手術をせずに腰椎椎間板ヘルニアの根治が望める椎間板内酵素注入療法についてもメリット、デメリットを含めて紹介します。
内容説明
手術のいらない腰椎椎間板ヘルニア治療法、椎間板内酵素注入療法を詳解。原因不明といわれた腰痛も75%は原因が特定できる。
目次
第1章 腰痛の原因と腰椎のしくみ(腰痛の原因はいろいろ;腰痛とは ほか)
第2章 腰痛の検査と治療(腰痛で受診するには;腰痛の診断のための検査 ほか)
第3章 手術をせずに椎間板ヘルニアを治す(新しい治療選択肢が増えた;コンドリアーゼを用いた椎間板内酵素注入療法 ほか)
第4章 腰痛を緩和・予防するために日常生活でできる工夫(腰痛を防ぐ生活習慣;サポートグッズを上手に活用しよう ほか)
著者等紹介
岡田英次朗[オカダエイジロウ]
せたがや岡田整形外科院長。2001年順天堂大学医学部卒業、慶應義塾大学整形外科学教室入局、2010年University of California,San Francisco Medical Center留学、2011年より東京都済生会中央病院赴任、2017年より慶應義塾大学整形外科助教、講師、外来医長を経て現在は講師(非常勤)を兼務。これまで多くの脊椎疾患の医学論文を執筆。日本整形外科学会専門医、日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医、日本脊椎脊髄病学会外科指導医。2013年医学書院『臨床整形外科』最優秀論文賞、2020年Journal of Orthopedic Science 2020年度Best Paper Award受賞。専門は腰椎疾患、脊柱変形の治療や低侵襲脊椎手術(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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