内容説明
サウナ室と水風呂とととのい椅子を往復する人生に捧ぐ。唯一無二のサウナ大使・マンガ家のタナカカツキ渾身のサウナエッセイ刊行!2011年『サ道』(PARCO出版)が生まれ、マンガ、ドラマ、社会的流行まで広がり続けるサウナを改めて考察した必読の1冊です。描き下ろしマンガも収録。
目次
01 サ道とサウナの盛り上がり(『サ道』前夜;知覚の扉;すべてのはじまり、書籍『サ道』 ほか)
02 サ旅とこれからのサウナ(フィンランドで初アバント;リトアニアのウィスキング体験;サウナづくしのサウナツアー ほか)
03 ととのいの果てに(家風呂の入り方;快適さへのフォーカス;スーパー固定起床 ほか)
著者等紹介
タナカカツキ[タナカカツキ]
マンガ家。1966年、大阪生まれ。1985年、マンガ家としてデビュー。水中園芸家でもあり、『世界水草レイアウトコンテスト』世界ランク最高4位、日本人ランク最高1位。2011年、『サ道』刊行後、日本サウナ・スパ協会公認のサウナ大使に就任する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
110
「終電を逃して疲れ果てたおっさんが泊まるところ」だったサウナに関する連載「サ道」を始めたのが2008年。この十数年でサウナに対するイメージは180度変わったが、ととのった〜という著者の言葉が果たした役割も大きい。あれからほぼ毎日サウナに行く日々、毎日午前4時きっかりに起床し、8時間仕事をしたら後は好きなことをして、ルーチンの近所のサウナに行く。サウナでととのうだけでなく、毎日サウナを中心にした生活にしたら、日々ととのうようになった。仏教に温室教というお経があるらしい。お釈迦の頃からととのってたんですね。2022/07/08
ホッパー
61
著作「サ道」から数年後、筆者がサウナを通してどのような生活を過ごしてきたか記されている。最後のあたりはもはやサウナ関係なく生活がととのっている。タイトル通りだ。元々ストイックな人なのだなと感じる。2022/05/03
りお
24
サウナに入ってととのうのももちろん良いけど生活リズムをととのえたり早起きするのも大事!2022/07/09
やっちゃん
17
水風呂が好きで登山後など火照った体を冷やしすのが目的だった。芯から温めるサウナとは真逆なので私はサウナの奥深さを全く理解できていなかった。朝っていいよね。著者のサウナを区切りに一日を2つに分ける生活にはかなり惹かれた。あー水風呂入りたい。2022/08/02
ようへい
13
温泉が好きで、よく日帰り入浴に行くのですが、今までサウナにはほとんど入ったことがありませんでした。でも、何だか流行っているみたいだし、とつい出来心で入ってみましたら、うっかりととのってしまいました。ブームのけん引役となった『サ道』の続編的位置づけ。ただし、相当向こう側に行っている。当時のフィーバーを冷静に振り返り、「ととのう」という概念を追求したニルヴァーナ的福音。さっそく私はサウナハットを求めて市内を走り回り(イオンやホーマックには売っていなかった)、朝活に挑戦中です。ああ、サウナに行きたいよう。2022/10/21