内容説明
『ミー・アゲインスト・ザ・ワールド』(95年)、『オール・アイズ・オン・ミー』(96年)といった歴史的ヒップホップの名盤/ミリオンセラーを連発。映画「ジュース」(92年)をはじめ俳優としての才能を発揮し数々の映画にも出演。しかし96年、米ヒップホップ界に起こっていた西海岸vs東海岸抗争の矢面に立った彼はその抗争の象徴的な犠牲者として、25歳の若さで銃弾に倒れた―。米社会の不正を糾弾し、黒人としての誇りを謳う作風で、死後20年以上経た現在もなお「史上最高のラッパー」として愛されている2PACの詩集“新訳版”。
目次
ゲットーに咲くバラ(ゲットーに咲くバラ;孤独の深淵で ほか)
俺たちを引き裂くことはできない(俺たちを引き裂くことはできない;親愛なる人へ! ほか)
自由の空気を吸い込む時(自由の空気を吸い込む時;ホーキンズさんへ ほか)
自由の女神に眼鏡を(自由の女神に眼鏡を;このありさまで自由になれるか? ほか)
著者等紹介
シャクール,トゥパック・アマル[シャクール,トゥパックアマル] [Shakur,Tupac Amaru]
1971年~1996年。ニューヨーク市出身のヒップホップMC、俳優。反体制活動家の母のもと、シェイクスピア演劇やポエトリーを学びながら育つ。カリフォルニアに移ったのち、下積みを経て91年にソロ・デビュー。幾多のトラブルに巻き込まれながらもミリオンセラーアルバムを連発、映画にも相次いで出演。そんなキャリア絶頂期の96年9月7日、ラスベガスで銃撃され同月13日に死亡。享年25歳。米社会の不正を糾弾し、黒人としての誇りを謳う作風で、死後20年以上を経た現在も「史上最高のラッパー」として愛されている
丸屋九兵衛[マルヤキュウベエ]
ヒップホップ/R&B専門サイト『bmr』の編集長を務める音楽評論家、コラムニスト、講演者。京都府生まれ、早稲田大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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