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出版社内容情報
高2で絵を描くことの楽しさに目覚め。猛烈な努力の末に東京藝大に合格した矢口八虎。
藝大2年目を迎え、これまでの課題や講評で芽生えた、自分の才能や大学への疑問や不安は美術への情熱を曇らせたままで、道に迷う八虎。
悶々とした日々の中で訪れた学外のアート集団ノーマークスの活動拠点で出会った不二桐緒は八虎に新風を吹き込んだ。
ノーマークスも不二桐緒も、実態を知らない八虎は、魅力を感じつつも関わり方のスタンスを模索する。
不二桐緒との出会いがもたらした新しい視点は、八虎の閉塞感を打ち破る光明となるのか。
「新入生」の時期は終わり、大人へのステップが始まる。
新しい出会い、新しい課題、美術との関わり方、八虎の人生も新しい局面へ。
アートの歴史や可能性を詳細に活写、美大に進学した青年たちの情熱や奮闘を描く、
今までになかった美術系青春漫画、早くも最新刊登場!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
buchipanda3
86
二年前期、最終課題。その講評が始まった時の八虎の表情がこれまでと違っていた。テーマ「罪悪感」に対して人間の視線と解釈による罪の作品で表現した八虎。準備段階からどんな作品だろうと思いながらページを捲っていたが、思わず、おぉってなった。何より自分の罪悪感を知ることで、他人のではなく自分の目線で自身を見つめられたのでは。講評後の世田介との会話から長いトンネルから抜け出たような気持ちを感じた。後半からは夏休み編が始まる。個性派揃いの五人の広島合宿が楽しげ。八虎に新たな刺激を与えそうなエピソードが描かれそうな感じ。2022/11/26
こも 旧柏バカ一代
55
2度目の課題では一皮剥けたと言われ。夏休みは広島の友達の家に行って、、なんか最後のセリフが意味深。2022/11/27
aisu
39
ノーマークス編はこういうオチなのね。確かにそこは心配してました(フジさんに金持ちの「パパ」でもいるのかと…)。夏休みは友達の実家に行って楽しそう。2022/11/29
恋愛爆弾
25
読者の記憶に残るべき10巻の衝撃と感動ほどではないにせよ、しばらくのあいだ美術史の講釈などを挟みつつ手先が器用で知識がなくて感性は別段面白いわけではない大学生たちの生活と自意識を文字量で垂れ流された上で、そんな意味ありげなだけのセリフたちをすべて薙ぎ払うかのように突如現れる世田介の存在、世田介の動作、世田介の言葉、世田介の視線、これぞカタルシス、世田介最高、あなたも世田介最高と言いなさい。2023/01/27
アナクマ
24
前半、共同生活の顛末「俺の学びは誰からも肯定されるものじゃないかもしんない。でも誰からも否定されるのも絶対違う」視線と解釈。〈学び〉を別の言葉に換えても良し。なかなか饒舌な作品説明に「やればできるじゃないですか」初のインスタレーションは高評価!スッキリした。◉(p.59)「俺一人じゃこれ全然作れなかったっすね…」「でもよくない? 手の届く範囲でしか作品作れなくなるよりよっぽどね」成長に必要な要素〈少し難しい課題・厳しく温かい師匠・良きライバル・多様な刺激〉が揃ってる。2023/07/16
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