出版社内容情報
放浪の医師・李蓮花(リーリエンホワ)は、移動式の住居兼診療所「蓮花楼(れんかろう)」を引いて旅を続けている。行く先々で様々な怪事件に出くわすが、武林の御曹司・方多病(ファンドゥオビン)とともに次々に解決。名声が高まる中、実は十年前に邪教「金鴛盟」の門主・笛飛声(ディーフェイション)との戦いで死んだとされた武術の名手ではないかとの噂が広まるが――。
武侠の世界を背景に、絆を深めて行く男たちが光る謎解き・時代ファンタジー。2023年中国で大ヒットしたドラマ「蓮花楼」の原作、ついに刊行!
内容説明
「武侠」×「ミステリ」。動く診療所に住む、“謎の神医”が名推理。大ヒット中国ドラマの原作小説、ついに日本上陸!
著者等紹介
藤萍[テンピン]
小説家。彼女が描く武侠世界に魅了された読者からは「侠情の女王」と称されている
浜見凪[ハマミナギ]
中日翻訳者。ゲームを中心に、漫画やドラマ字幕など、エンターテインメント作品を幅広く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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まぁ
7
蓮花楼と呼ばれる家ごと移動する謎のお医者さんが、世の中の殺人事件を解決するんですが、そんなお医者さんには秘密があって・・・という話。お医者さんの正体は結構最初から明らかなんですが、かつての仲間たちはそんな馬鹿なということで全然気付かないので、読んでるこちらがなんですととなります。事件自体はちゃんとミステリーしてます、お医者さんが頑なに正体を隠している理由が気になる。2025/05/11
さとうしん
4
出だしの時点で方多病が李蓮花と既に知り合って6年経過していたりとドラマ版とは随分違うなという印象。ドラマ版も大筋はいじっていないようだが。続刊では2人の出会いというか再会の様子にも触れられるのだろうか?今回直接は登場しない作中の角麗譙の描写について、ドラマ版のキャラクターを連想すると思わず笑ってしまう。2025/04/04
niho
3
大好きなドラマの原作がついに日本語で読める...!と早速購入して一気読み。めっちゃ面白かったです。ミステリなので、登場人物も多いし、訪ねる場所も多いので先にドラマを見たおかげで状況が脳内で映像化しやすくてよかった。2巻早く読みたい。ラストはドラマと一緒なのか、違うんだろうか... 2025/04/04
ekoeko
3
蓮花楼を引いて放浪する李蓮花は旅の先々で事件を解決する・・・二段組ではないので読みやすかった。師兄はいつ登場なのかな?2025/03/25