内容説明
この世界はかなしい世界なのだろうか。石牟礼道子『苦海浄土』全巻を深く細やかに読み解き、その奥底に分け入りながら、「生へのまぼろし」へ至りつくたましいの探究とその結晶。
目次
序章 『苦海浄土』を読むために
第一章 音風景と新たな聴覚
第二章 御詠歌の舞台性
第三章 文字の世界
第四章 人間の生死
第五章 家族、性愛、もうひとつのこの世
第六章 不可視の世界、存在しないまぼろし
終章 人間の〈いのち〉、その不思議―サクリファイスではなく
著者等紹介
〓山花子[タカヤマハナコ]
明治大学理工学部助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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