内容説明
クレリチからピラネージへ!ローマを逍遙しエルサレムに跳び、マグナ・グラエキアを彷徨―古代性とバロック性を博捜する美学的遁走曲。ローマ芸術を巡る思索記。
目次
1(「バロクス・ロマヌス」;ファブリツィオ・クレリチ“ローマの眠り” ほか)
2(エルサレム行;聖画像 ほか)
3(濡れ衣としての聖骸布;“聖チェチリア” ほか)
4(ピラネージのローマ;廃墟行脚―あるいはマグナ・グラエキアの見果てぬ夢 ほか)
著者等紹介
谷川渥[タニガワアツシ]
美学者・批評家。著書に『孤独な窃視者の夢想 日本近代文学のぞきからくり』(月曜社、二〇二一年)、『カラー版 文豪たちの西洋美術』(河出書房新社、二〇二〇年)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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