内容説明
『まっくら』以後、筑豊で、性と階級の交差における闘いのさなかから既成のものにかわる新たなる概念をうみだす格闘の軌跡。新資料「炭鉱の女」収録。一九六三年初刊。
目次
無題
1(現代を織る女たち;人買組織と山の女房;隣家の美学;没落的開放の行方;大正闘争の今日的課題 ほか)
2(渦巻く;とびおくれた虫)
資料(炭鉱の女;道徳のオバケを退治しよう―へそくり的思想をめぐって)
著者等紹介
森崎和江[モリサキカズエ]
1927年4月日本統治下の朝鮮慶尚北道大邸生まれ。44年2月朝鮮を離れ、福岡女子専門学校入学。詩人・丸山豊主宰の「母音」同人。52年結婚。53年長女出産、同年弟が自死。56年長男出産、58年筑豊に移り、上野英信、谷川雁らと「サークル村」創刊。59年「無名通信」発行(61年廃刊)。79年福岡県宗像市に移住。2022年6月福岡県福津市にて死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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