出版社内容情報
障害、福祉、精神医療、債務、BI、貧困などに向き合いながら〈別の生〉を開く統治論の新たなる展開。来たるべき政治のために資本主義と統治の根拠とその現在を批判し〈なに〉と〈いかに〉闘うべきかを問い続けてきた根源的にして戦闘的な哲学者による政治社会論〈全二巻〉
小泉義之政治論集成1 災厄と性愛
目次
はじめに
Ⅱ-1 運動/政治
一九六八年以後の共産党――革命と改良の間で
日本イデオローグ批判
殺すことはない
誰かの死だけが和らげる苦痛?
配分的正義を――死の配分と財の配分
戦争と平和と人道の共犯
競技場に闘技が入場するとき
老女と人形――現代における迷信と科学
人工知能の正しい使用法――人間の仕事がなくなる危機を好機とする
天気の大人――二一世紀初めにおける終末論的論調について
啓蒙と霊性
天皇制論の罠
死骸さえあれば、蛆虫には事欠かない
謀叛と歴史――『明智軍記』に寄せて
Ⅱ-2 統治/福祉
包摂による統治――障害力テゴリーの濫用について
統治と治安の完成――自己を治める者が他者を治めるように治められる
多彩な療法の分散――その歴史と行方
経済の起源における債権債務関係の優越的地位――『道徳の系譜』と『通貨論』
残余から隙間へ――ベーシックインカムの社会福祉的社会防衛
国家の眼としての貧困調査
死に場所を探して
モラリズムの蔓延
資本主義の軛――補足として
初出一覧
おわりに
著者:
小泉義之(こいずみ・よしゆき)
1954年札幌生まれ。専門は、哲学。立命館大学大学院先端総合学術研究科特任教授。
最近の主な著書:『あたらしい狂気の歴史―精神病理の哲学』(青土社、2018年)、『あたかも壊れた世界―批評的、リアリズム的』(青土社、2019年)、『ドゥルーズの霊性』(河出書房新社、2019年)、『フーコー研究』共編著、岩波書店、2021年)
内容説明
来たるべき政治のために資本主義と統治の根拠とその現在を批判し“なに”と“いかに”闘うべきかを問い続けてきた根源的にして戦闘的な哲学者による政治社会論。
目次
2‐1 運動
政治(一九六八年以後の共産党 革命と改良の間で;日本イデオローグ批判;殺すことはない;誰かの死だけが和らげる苦痛?;配分的正義を 死の配分と財の配分;戦争と平和と人道の共犯;競技場に闘技が入場するとき;老女と人形 現代における迷信と科学;人工知能の正しい使用法―人間の仕事がなくなる危機を好機とする;天気の大人―二一世紀初めにおける終末論的論調について;啓蒙と霊性;天皇制論の罠;死骸さえあれば、蛆虫には事欠かない;謀叛と歴史―『明智軍記』に寄せて)
2‐2 統治/福祉(包摂による統治 障害カテゴリーの濫用について;統治と治安の完成 自己を治める者が他者を治めるように治められる;多彩な療法の分散 その歴史と行方;経済の起源における債権債務関係の優越的地位 『道徳の系譜』と『通貨論』;残余から隙間へ ベーシックインカムの社会福祉的社会防衛;国家の眼としての貧困調査;死に場所を探して;モラリズムの蔓延)
資本主義の軛 補足として
著者等紹介
小泉義之[コイズミヨシユキ]
1954年生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
恋愛爆弾
岡本正行
msykst
kabuki o.
-
- 電子書籍
- 夫との夜のススメ~絶倫を鎮める方法探し…