- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 哲学・思想
- > 構造主義・ポスト構造主義
内容説明
ドゥルーズ&ガタリの最後の著作を精緻に読解し、哲学とは何か、またその条件とは何かを探究する試み。哲学は、科学や芸術や宗教とは異なる独特な思考の営みとして、どのような性格をもつのか。なぜ哲学は古代ギリシアで誕生したのか。本書は、ドゥルーズとガタリにとっての哲学が、普遍性を希求しながらも、特定の時代と地域に成立する一種の「出来事」であるかぎり、大地に属した思考にほかならないことを明らかにする。
目次
第1章 「ギリシアの奇跡」
第2章 どの大地か?
第3章 もはや大地に縛られることのない土着的なもの
第4章 たとえば、友
第5章 飛翔すること
第6章 オピニオンを解放すること
第7章 ギリシアのフラクタル化
第8章 思考‐大地
第9章 大地、自然、コスモス
著者等紹介
ガシェ,ロドルフ[ガシェ,ロドルフ] [Gasch´e,Rodolphe]
1938‐。ニューヨーク州立大学バッファロー校比較文学科卓越教授。専門は哲学、比較文学、批評理論。脱構築研究で広く知られる
大久保歩[オオクボアユム]
1972‐。大阪大学文学研究科博士後期課程在籍。専攻は哲学・政治理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。