内容説明
いままでにない詳細かつ実践的な有機栽培の文献。有機農業のみならずすべての栽培者の必携本。
目次
1章 有機農業への転換
2章 堆肥づくり
3章 土と作物
4章 土壌診断と生育診断
5章 トマトの栽培
6章 トマトの病害虫対策
7章 ニガウリの栽培
8章 葉菜類の栽培
9章 野菜の病害虫対策
10章 野菜の品質保持
11章 施設、資材、機械、道具
著者等紹介
新井俊春[アライトシハル]
群馬県甘楽町の有機農家。1955年に農家に生まれ、30代のころから有機農業に取り組む。施設トマト、葉菜類などを栽培し、高い有機栽培の生産技術を有する。甘楽町有機農業研究会の代表をつとめ、若い農業者の指導もおこなっている
本田進一郎[ホンダシンイチロウ]
『別冊現代農業』『農家が教えるシリーズ』(農文協)、『有機農業と未来』、『自然農法とは何か』など、多数の農業書を執筆、編集(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あまなつ
6
ある成分が土中においては不足していないのに、植物に対してうまく作用しない場合、その成分を阻害するに至る他の成分の過剰投与が考えられる場合が多いとのこと。一つ一つのケース、状況に向き合い柔軟に対応するのが有機農業のコツですね。もともとは日本を始めとするアジアで盛んだった循環型農業。物事に対して本質的な向き合い方を問われる時代となってきました。2021/02/04
セヱマ
1
至極真っ当なやり方で、至極真っ当な成果をあげておられる、まさに名人農家さん。 お人柄からにじみでる親しみやすさ、研究熱心さと、温かみから、私にもできるのでは、と思わせてくれる。 難しいことはしなくても、既知の技術と、日々の観察から、何をするべきかを真正面から考えて、対応していけばいい。肥料屋さんより、大先輩に学ぼう。2020/02/10