著者等紹介
内田美紗[ウチダミサ]
1936年、兵庫県西宮市生まれ。1983年、坪内稔典氏の著作に触発され、作句をはじめる。1985年、「船団の会」入会
森山大道[モリヤマダイドウ]
1938年、大阪府池田市生まれ。岩宮武二氏、細江英公氏の助手をへて、1961年、フリーの写真家となる。スナップ撮影の手法で、路上/外界を驚くほど多様に切り取っていく
大竹昭子[オオタケアキコ]
1950年、東京都生まれ。ノンフィクション、エッセイ、小説、写真評論など、横断的な執筆で「現在」を浮き上がらせる。トークと朗読のイベント「カタリココ」を継続的に開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tom
8
森山大道の写真と内田美沙の俳句、これをドッキングさせたのが大竹昭子。大竹昭子の写真に対するコメントが面白いので、彼女が編集したこの本に興味を持つ。大竹によれば、「言葉と写真が、互いに独立していながら刺激しあい、新たな地平を切り開くことは果たして可能か」という問いから、この本を作ったとのこと。でも、森山写真は、もともと私にはなにやら距離感のあるもの。ということで、言葉にも写真にも刺激されないまま読了。2019/05/10
チェアー
6
俳句と写真がリンクしていないようで、いるようで、いないのかも。俳句は胸にずきんと残るものがいくつか。「秋の暮通天閣に跨がれて」「合鍵で開ける八月十五日」。2017/07/31
あーちゃん♪
5
俳句はなかなか好みだった。若い方かと思いきや、1936年生まれ、坪内稔典氏の著作に触発、「演じる俳句、、、俳句の言葉にどのように演じさせるか」と評される。一方、写真のほうは、味はあるし、ちょっとみるには好きな雰囲気もあるけれど、この量は私には濃すぎて、もういいです、って感じだった。2018/03/26