シリーズ・古典転生
ヤスパース入門

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  • サイズ A5判/ページ数 228p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784865030273
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C1010

内容説明

精神病理学から哲学へと進んだドイツの思想家カール・ヤスパース(1883‐1969)。ナチスによって大学を追われるという苦難をのりこえ科学とも宗教とも異なる独自の知的実践を追究しつづけたその挑戦の根幹を懇切かつ平易に解説する。

目次

哲学の「自己忘却」
哲学と来歴
科学と区別される哲学
宗教と区別される哲学
哲学の根源―限界状況
哲学の方法―超越
哲学の本来の「対象」(一)―実存
哲学の本来の「対象」(二)―超越者
哲学の根本知―包括者論
哲学の真理
哲学と進歩―技術
哲学と権力―政治
哲学の歴史
世界の中の哲学

著者等紹介

シュスラー,ヴェルナー[シュスラー,ヴェルナー] [Sch¨ussler,Werner]
1955年生。ドイツの哲学者、神学者。トリーア大学神学部哲学講座正教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Bevel

1
「私はカール・ヤスパースを(...)二〇世紀の最も重要な哲学者だと考えます」。そういって出てくるのは、すべての対立に対して来るべき相互理解を幻視する立場や、科学や宗教を含むすべての「全体認識」は不十分であり、いわば自身の非全体的全体認識による「内的行為」の探求こそ目指すべきという主張で、そのくせ科学や宗教の横取りだけはするし、俺の話を聞けば世界は平和になるみたいな感じだし、勝手にしてほしいという気分になった。ヤスパース自身というより、著者の視点の問題か、書かれた年の1995年の雰囲気の問題なのかなあ。2021/06/03

koko0koko

0
入門書として分かりやすかった。著者はキリスト者であるようで、その立場からのヤスパース批判などもあって興味深い。ヤスパースの生涯についての記述が思いの外少なく、その点は人類の知的遺産〈71〉ヤスパースで補完。2023/05/14

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