目次
1 地表に蠢く音楽ども(立ち止まらないサウンドの彼方に;歪んだ聴覚または時空の軋み ほか)
2 ジャズの十月革命(「ジャズの十月革命」を吹き抜ける大雑把な十一小節;錬音術の用語索引―フュージョン・ミュージックの分析 ほか)
3 世界的蓄音盤(Hans Reichel“Bonobo”;The Negative Band“Stockhausen” ほか)
4 ラーン・トゥ・トーク(ディスアポイントメント‐ハテルマ―土取利行、坂本龍一;トリオ・アンド・デュエット―アンソニー・ブラクストン ほか)
5 突然ではなく…(“内容”と“形式”を兼ね備えた真の前衛―ヘンリー・カウ;実験室的な模索を続けるライヴハウスの周辺―“マイナー”を中心にしたフリーな活動 ほか)
著者等紹介
竹田賢一[タケダケンイチ]
1948年東京に生まれる。1975年間章の勧めにより『ジャズ批評』、『ジャズ』で音楽批評を開始。坂本龍一と「学習団」結成。1976年ジャズ/ロック/現代音楽、エレクトリック/アクースティック等のカテゴリーを越境した即興演奏集団「ヴァイブレーション・ソサエティー」を三浦崇史と結成。1979年「ヴェッダ・ミュージック・ワークショップ」を発足。大正琴即興独弾を始める。『同時代音楽』編集委員。1981年反ポップ・バンド「A‐Musik」を結成(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HiRaNo
1
山崎春美と同じ年号に本を出したということ、そして阿木譲の再始動、と、いま音楽シーンに何かが起きそうな予感がします2014/04/13
hiratax
1
30年以上沈黙していた音楽評論家・音楽演奏者の初の著作である。かつての文章でレコードを600枚保持していると記されている。600枚で音楽評論家を名乗れる時代があったのだ。今は拡散し過ぎやしないだろうか。今、音楽評論家や編集者を志す場合、ボカロは、同人音楽はどう扱われるのか。末尾、本書の刊行経緯が大里俊晴の死によるものが知らされる。山崎春美の著作といい大里が何かのハブになっている。2013/10/19