内容説明
トランスジェンダー生徒が直面する困難は学校がつくりだしている!教室の中で性別カテゴリーが構築される過程でトランスジェンダー生徒はどのような困難を抱えさせられるのか、その困難を軽減するためにどのような実践をおこなうのか。行為主体としてのトランスジェンダー生徒の姿を描く。マイノリティが排除される過程と生徒たちの日常的実践を通して「学校文化」を問う必読の書!
目次
序章 研究の背景と本書の目的
第1章 先行研究の検討と本書の分析視角
第2章 調査の概要
第3章 トランスジェンダー生徒に対する学校の対応と当事者からの評価
第4章 学校の性別分化とトランスジェンダー生徒のジェンダー葛藤
第5章 トランスジェンダー生徒による性別移行をめぐる日常的実践
第6章 トランスジェンダー生徒による実践しない「実践」
終章 トランスジェンダー生徒の学校経験から見えてきたこと
著者等紹介
土肥いつき[ドヒイツキ]
1962年生まれ。同志社大学工学部電子工学科卒業(工学士)、京都教育大学大学院教育学研究科修了(修士[教育学])、大阪府立大学人間社会学研究科人間科学研究科博士課程修了(博士[人間科学])。現在、京都府立高校教員、関西大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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