死産児になる―フランスから読み解く「死にゆく胎児」と生命倫理

個数:

死産児になる―フランスから読み解く「死にゆく胎児」と生命倫理

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月25日 04時23分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 236,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784865000351
  • NDC分類 495.6
  • Cコード C0012

内容説明

子どもとして生まれてくるはずであったのにもかかわらず、母胎の内外で生きているのにもかかわらず、死産児に包摂されてしまう存在。その生々しく生きる生に迫る。少なからぬ死産児は人為的に生成されている。精確にいうならば、生きているのに「死にゆく胎児」とみなされ、新生児と承認されない。こうした「死にゆく胎児」の来し方と行方を生命倫理的に検討し、現代の生命倫理学において看過されている“死産児”という領域―「死にゆく胎児」の存在をも明確にした―を顕在化させるとともにその重要性を明示する。

目次

死産児の来し方(“死産児”という空白の研究領域;フランスにおける死産児と生命倫理 ほか)
第1章 「生命のない子ども」の条件およびその証明(生まれる前に死んだ子の証;「生命のない子どもの証明書」と「生存可能性」基準 ほか)
第2章 医学的人工妊娠中絶(IMG)と「死産」の技法(生きて生まれる中絶胎児;日本における人工妊娠中絶 ほか)
第3章 死産児の死体―行方と処遇(“人”の死体の概念;二〇〇五年の「管理を忘れ去られた三五一の胎児」事件―その概要と胎児の死体の行方 ほか)
結論と今後の課題

著者等紹介

山本由美子[ヤマモトユミコ]
1971年生まれ。南山大学外国語学部フランス学科卒業、名古屋大学大学院医学系研究科博士前期課程修了、立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程単位取得満期退学。博士・Ph.D.(学術)。現在、東海学院大学専任教員、立命館大学生存学研究センター客員研究員。専攻は生命倫理・ジェンダー・医療社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。