内容説明
ヨーロッパは統合されていると同時に細分化されている地域でもあり、国境が社会的・経済的区分けを反映していることは稀である。本書はそうした現実に即し、人文地理の視点から、最新の人口・社会・経済データを最先端の地理情報システムと革新的な視覚化技術を用いて社会統計地図として提示し、ヨーロッパを新たな視点から捉え直している。ヨーロッパの大胆な再考察であり、現実に則した姿でヨーロッパを描くものである。
目次
1 序章
2 アイデンティティと文化
3 人口統計
4 教育
5 雇用
6 工業ど職業
7 健康
8 政治
9 経済
10 環境
11 社会的結束
12 政策
13 結論
著者等紹介
バラス,ディミトリス[バラス,ディミトリス] [Ballas,Dimitris]
イギリスのシェフィールド大学地理学部主任講師で、社会諸科学における地理情報の分野で幅広い刊行活動を行なっている
ドーリング,ダニー[ドーリング,ダニー] [Dorling,Danny]
イギリスのオックスフォード大学人文地理学教授
ヘニッグ,ベンジャミン[ヘニッグ,ベンジャミン] [Hennig,Benjamin]
地理学者で、イギリスのオックスフォード大学主任研究員
猪口孝[イノグチタカシ]
1944年生まれ。新潟県立大学学長、東京大学名誉教授。東京大学卒業後、マサチューセッツ工科大学にて政治学博士号取得。東京大学東洋文化研究所教授、国連大学上級副学長などを経て、現職。日本政治学術研究誌主催編集長、アジア太平洋国際関係学術誌創立編集長。アジア全域の「生活の質」世論調査指導者。専攻は政治学、国際関係論
藤井眞人[フジイマヒト]
1940年東京都生まれ。1962年東京都立大学法経学部経済学科卒業。東洋経済新報社出版局次長、同編集委員を経て2000年定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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