内容説明
自我を持つコズミック・キューブ「コービック」の手で歴史を書き換えられたキャプテン・アメリカは、ハイドラの戦士として生まれ変わった。アメリカをハイドラのものとすべく周到な準備を進めた彼は、敵の侵略を装ってヒーロー達を宇宙とマンハッタンの2ヶ所に隔離する。かくしてアメリカは、キャプテン・アメリカを総統とするハイドラの手に落ち、残された一握りのヒーロー達は地下に潜った。トニー・スタークのAIに率いられた彼らは、逆転の鍵となるコズミック・キューブの破片を探し求めるが、圧倒的なハイドラの戦力に次第に追い詰められていく。果たして世界はこのままハイドラの手に落ちてしまうのか…。最高のヒーローが最大の敵になる恐怖を描いた驚愕のクロスオーバー大作、ついに完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
神太郎
35
お祭りでした。なかなかにヒーローが劣勢にたたされるというのを見てこなかったので新鮮。確かにアメリカの象徴であるキャプテンことスティーブに何もかもを委ねすぎるのも危険といいましょうか。最後のヒドラ・キャップと我らがキャップの殴り合いは信念のぶつかり合いでもあり、思想の戦いでもある。大味なところもあるけどもあまりに政治色やメッセージ性強いと疲れてしまうからこの位が丁度よいのでしょうね。エンタメとしての塩梅はこれくらいがベストかと(MCUで今この位のやったらハマると思うけどねぇ)2024/08/25
トラシショウ。
14
(導きの手が必要だった・再び力づけてくれる人物・・・率いてくれる人物が必要だった)「もうおしまいだな」「いや・・・(キャプテンアメリカが)まだだ」。アトランティスのネイモアが、ワカンダのティチャラが、ニューティアンのエマ・フロストがハイドラキャップの強大な武力と戦略の前に屈していく。世界各地に散らされたコズミックキューブの欠片を求めて奔走するスターク達だが、仲間達は疲弊、消耗していく。一方、不可思議な森の中で目覚めた「スティーブ」は二人の男と出会い、その奥深くへと進んでいくが・・・(以下コメ欄に余談)。2020/12/29
fap
0
盛り上げどころがわからなかった。 正史でキャプテンが死んだ場面を踏襲しているのかな。 で、キャプテンは実は偽物で本物が帰還して拳で言うことを聞かせたという結論でよろしいか。 私はどうにも馬鹿なもので、経緯を正確に理解できなかった。 2021/06/05
AO ( × ×)ノ⌒○
0
最終決戦の熱い展開もさることながら、ハイドラによって支配されることの現実的な描写もまた素晴らしかった。そして最後の2人の会話の重さ。面白かった!2021/01/22
ネイト
0
イーヴルなロジャーズとジャスティスなロジャーズが激突するところは上がりますなぁ。 トランプ元大統領が当選した頃出版されてることを考えると相当なアイロニーよね2021/01/09
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- 和書
- 芸術と文明 〈(3)〉