内容説明
新たなボディを得て復活したメガトロンが再び地球に降り立った。この事態にオートボットは、他国での騒乱に出動したオプティマスら主軸を欠きながらも大敵に挑むが、まるで歯が立たない。ディセプティコンの妨害に遭いながらも戦場に辿り着いたオプティマスは、衛星兵器まで駆使してメガトロンとの決着を図るが、それでも宿敵に引導を渡す事はできない。しばし後、オートボット基地に現れたのは、意識を失ったオプティマスを引きずるメガトロンだった。かの破壊大帝がオートボットに投降してきたのだ。メガトロンの不可解な行動に疑心暗鬼となるオプティマス。その困惑は確実に仲間達に伝染しようとしていた。物語の大きな転換点となるオンゴーイング・シリーズ第4弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fap
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腐敗した社会に対し論文を発表する若き労働者。 世が世ならば、書物で世界を二分するほどの思想家になり得たかもしれない。 後の悪の帝王である。 どうやらセイバートロン星は先のない硬直した世界だったらしい。 アメコミとは終わらない物語と同義であるが、 掘り下げるほどによんどころのない事情があったことに驚かされる。 だからといってあれだけのことをやらかしたことは肯定できないが。 2018/05/29
杉浦印字
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J.ロバーツのヒューマンな筆とA.ミルンのロボ心ある緻密なアートでオプティマスとメガトロンの深い因縁、複雑な関係が描かれる表題作が出色(M.コスタの立場が……)。ずいぶんあっさり地球を離れたと思ったが、後半を読むとまだ二転三転あるのかな。2018/03/20