内容説明
病に冒かされたオクタビアスは、スパイダーマンの肉体を奪う事で一命を取り留めた。その記憶をも手に入れた彼は、スパイダーマンの使命の重さを痛感し、その名を継ごうと決意する。一方、意識のみの存在となったピーター・パーカーは、全てを取り戻すべく手を尽くすが、その間もオクタビアスは彼なりの正義を貫き、新たな火種を振りまいていく。スパイダーマンという器を巡る二人の男の争いは、やがて大きな選択に辿り着くのだが…シリーズ第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サテヒデオ@ダイナミックひとり
2
ヒーローとは、希望を明日に繋ぐために己を犠牲にできる者をいう。オットー・オクタビアスの得た「輝かしい報酬」は劇的な改心を加速させるも、未だ無償の献身の境地には至れず。そして自ら育んだ傲慢さ故に悪手を連発する。いやはやまったく皮肉だねえ。2017/09/16
fap
0
ヒーローとはいえ全部を救えるはずもなく。 自分でなくとも対応できる組織があればそちらに任せる方針は間違っていない。 自己満足のために正義のヒーローを演じる主人公だが、 ヒーローとしての結果を出している現状、彼はヒーローである。 いつかは元の状態に戻るとわかってはいるのだが、 戻ったあとどうなるかはその時にならないとわからない。 2019/08/15