認められたい―「承認欲求」時代を幸福に生きる処方箋

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  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784864913256
  • NDC分類 141.74
  • Cコード C0030

出版社内容情報

なんでこんなに辛いんだろう?
「認められたい」を考え抜いてきた精神科医による、幸福に生きるための処方箋。


【はじめに】

【第1章】承認欲求
みんな大好き承認欲求
のび太、ジャイアン、出木杉くんに差がつく理由
承認欲求の時代がやってきた
認められたいからネットを使う
承認欲求の暴走 ― 低レベルではうまくいかない
承認欲求は貯められない!
承認欲求が低レベルなのはこんな人

【第2章】承認欲求を充たす条件
「見た目」良ければそれで良し?
承認欲求を充たしやすい人
承認は一日にしてならず
手っ取り早い承認と、その副作用
長所には消費期限がある
コミュニケーション強者も弱者になる
承認欲求の達人とは?
褒められまくる超人はほんの一握り

【第3章】所属欲求
幸せの鍵は承認欲求だけではない
昔の日本は所属欲求で回っていた
個人主義と承認欲求、その行き着いた果てに
「普通に暮らしている人達」をお手本にする
承認欲求と所属欲求が噛み合って世の中は回っている
所属欲求もスキルアップのモチベーションにできる
所属欲求が低レベルなのはこんな人
目指すべきは「身近な人を大切にすること」

【第4章】承認欲求/所属欲求のレベルアップ
「認められたい」はレベルアップする
子ども、若者のレベルが低いのは当たり前
レベルの差は何をもたらすのか
自己実現欲求なんて芽生えない
レベルアップは幼い頃に始まっている
必要なのは「適度な欲求不満」
ネットでもレベルアップはできるけれど……
子どものレベルアップのために親ができること
恋愛で「認められたい」は充たせない!?
人生は「認められたい」のレベルで決まる

【第5章】コミュニケーション能力を育てるための七つの基礎
1 挨拶と礼儀作法
2 「ありがとう」
3 「ごめんなさい」
4 「できません」
5 コピペ
6 外に出よう
7 体調を管理しよう
時間をかける
モテなくてもいいんです

【第6章】人間関係の距離感
ほどほどの距離感を見失った「認められたい」は難しい
人間関係の急接近は要注意!
自分がしんどい関係は相手もしんどい
「毒親」と「ヤマアラシのジレンマ」
しんどい「ヤマアラシのジレンマ」を回避するには
「ひとつの絆」よりも「複数の絆」を
距離が遠ければそれで良し?
間合いに「幅」を持たせよう

【おわりに】

熊代亨[クマシロトオル]
熊代亨(くましろ・とおる):1975年生まれ。信州大学医学部卒業。精神科医。ブログ『シロクマの屑籠』にて現代人の社会適応やサブカルチャーについて発信し続けている。通称“シロクマ先生”。アニメとゲームと社会心理学が大好き。著書に『ロスジェネ心理学』『融解するオタク・サブカル・ヤンキー』(花伝社)、『「若作りうつ」社会』(講談社現代新書)がある。

内容説明

承認欲求がかつてないほど渦巻く現代社会。たくさんの承認を集められる人はごくわずか。認められない人生は生きづらい。では一体、どうすれば認めてもらえるのか?「認められたい」を考え抜いてきた精神科医による、幸福に生きるための処方箋。

目次

第1章 承認欲求
第2章 承認欲求を充たす条件
第3章 所属欲求
第4章 承認欲求/所属欲求のレベルアップ
第5章 コミュニケーション能力を育てるための七つの基礎
第6章 人間関係の距離感

著者等紹介

熊代亨[クマシロトオル]
1975年生まれ。信州大学医学部卒業。精神科医。通称“シロクマ先生”(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たかこ

41
欲求、欲求、欲求。この本の中に欲求という言葉が何回出てくるのだろう…。マズローの欲求段階説+コフートの自己愛理論を元に、「承認欲求」と「所属欲求」を追求した本。承認欲求はなんとなくわかりやすいけれど、所属欲求はピンときてなかった。「昔の日本は所属欲求で回っていた」の中でひと昔前に、残業が長くても企業戦士達がうつ病にならず、24時間戦えたのは、所属欲求が優勢だったから。というので納得。現代を生きる私達にとって、まず自分自身の「認められたい」のレベルを把握することが大事。自分の生活を豊かにする認められを!2022/10/07

はるき

40
ラノベ風な表紙ですが、中々に鋭い洞察が繰り広げられます。承認欲求に踊らされがちな自分にヒヤリ、ドキリ。中二病から熟年離婚まで幅広くカバーする解説が面白い。2017/03/12

香菜子(かなこ・Kanako)

32
認められたい。熊代亨先生の著書。人間が本来持つ承認欲求の存在、承認欲求が生まれるメカニズム、承認欲求が満たされる背景などがわかります。承認欲求は人間にとって必要なもので、誰もが満たしたいもの。だけれど承認欲求とは上手に付き合わないと疲れてしまって、精神的、身体的な健康を阻害してしまうことだってある。2018/12/28

金城 雅大(きんじょう まさひろ)

30
誰もが持っている「認められたい」と思う気持ちと上手に付き合って楽に生きよう。著者は「日本一オフ会に参加している精神科医」を自負する。自身も承認欲求に悩まされ不登校時代を経ながらもそれに折り合いをつけてきた経験を、実践的で生活に応用できるように記した良書。精神科医ならではの分析を平易な言葉で表しそれを具体的な日常に落とし込んでくれているので、とても為になり読みやすい。SNS疲れが蔓延る現代社会では特に、この本に書かれてあることを実践することでかなり楽に生きられると思う。2017/04/29

aloha0307

22
職場の人間関係をあれこれ考えていたら、ストレートな表題がストーンと眼に飛びこんできた。地域・会社etcに所属するだけで心理的に安心できた力が弱まった現代は、個人レベルで「承認欲求」を訴求する社会になったとみる視点は頷ける。”ごめんなさい””ありがとう”のない組織はレベルが低い水準だそうです。わが職場はピタッと当てはまってしまう。 それに反応しているうちはまだまだ未熟なんだな...2017/07/09

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