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内容説明
26歳のジェリーは毎日にうんざりしきっていた。仕事をクビになり、元恋人に家を追い出されて、仕方なく実家に戻れば親は愚痴ばかり。いい仕事が見つかればすぐに就職してやるのに、今度はこの家からも出ていけと言う。「自分の居場所を見つけて、大人の男になってほしいの」―ジェリーは大人の男になるため、ついに行動を起こした。母を切り刻み、父を殴り殺して、新しい自分に生まれ変わったのだ…。
著者等紹介
ロブ,J.D.[ロブ,J.D.] [Robb,J.D.]
ロマンス小説の人気作家、ノーラ・ロバーツのもう一つのペンネーム。1950年、メリーランド州シルバースプリング生まれ
中谷ハルナ[ナカタニハルナ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ベルるるる
19
シリーズ38作目。こんなに長く続いていても、相変わらず高いレベルの内容なのがすごい。事件は残酷で残忍で読むのが辛かった。でも、イブやロークの受勲、そして二人が感謝祭を家族と過ごす場面とか、ニクシーの絵とか作文が、それを救ってくれた。2016/04/29
寧々子
17
とにかくジェリーがどうしようもないクズ男で本当にムカつきました! 物凄く賢くて機知に飛んでるわけじゃないのに、何故かイヴの捜査網をすり抜けてしまうから、イライラした! おまけに殺しかたも悪意の塊をぶつけるように遣りたい放題なので、読んでいて気分が悪かった。 だから、イヴに早く一刻も早く捕まえて欲しくて急かしたくなりました。 サイドストーリーはとても良かった♪ 一緒に感謝祭を祝おうとアイルランドからロークの親戚達がやって来くる他にも、イヴが助けた少女、ニクシーもイヴに会いにやってくるからです。2018/09/14
Satiko Mediocre
14
今回は最初に犯人がわかってしまいます。新しいパターンですが、ノーラ様はさすがにうまく書けてました。だらける事はありません。新しいメンバーはなし。イブのkick-ass!が大好き。ロークとの愛の交わし方も最高!でした。犯罪、ミステリーと殺人、辛辣なユーモアの混合がうまくマッチしてて、今回も読み応えあり。です2016/03/31
あき
7
大体犯人はやなやつなんだけど、この犯人は1・2を争う酷さで呼んでいて意気持ち悪かった。それにしてもまだ3年とは・・・月1~2件凶悪犯罪が起きている街ってこと・・・夫の親戚が集まるって私もメンドクサイので、ちょっと参考になった・・・かな?アメリカン式だけどね。うちには有能な執事いないし。2016/11/10
ドナドナ
6
殺害描写がグロかったなー。 犯人は本当のクズだが、きっかけ自体はどこにでも溢れているようなもので、誰かが「犯人」となる可能性はそんなに低くくないのでは…。 (クズではあるが頭が切れ、運も味方につける奴なんてそういないだろうが) 読了後、タイトルと表紙がやけにしっくりきて、犯人の心理を共有したようでちょっと怖くなった。 ページ数を感じさせないスピード感ある本でした。2016/05/01




