内容説明
スカーレット・ウィッチが引き起こした「ハウス・オブ・M」事件の結果、絶滅寸前の状態に陥ったミュータント。だが、フェニックス・フォースの到来は彼らに再びの繁栄をもたらした。ミュータントが再び、人類と肩を並べる存在となったのだ。しかしそれは、人類とミュータントの緊張状態の再燃を意味していた。フェニックス・フォースを巡る戦いで矛を交えたアベンジャーズとX‐MENは、この新たな事態に対し、これまでにない対応を迫られる。チャールズ・エグゼビア教授が夢に描いた人類とミュータントの平和的共存を実現すべく、二つのスーパーチームが手を取り合う時代が来たのだ…。アベンジャーズとX‐MENのベストメンバーが集う、最強チーム!『AVX』後の新たなマーベルユニバースを描く「マーベルNOW!」の旗艦タイトル、ついに登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GM職員
14
『AVENGERS VS X-MEN』での大混乱を経て、さらに強まったミュータント憎悪に対する積極姿勢を示すために再編された、A+X=新生AVENGERS!長い歴史を誇るアメコミ特有の仕切り直し。のっけから中々に重い。そして、最強テレパスの脳髄を移植というナチスの権化がえげつない。残念ながら現実でも、恐怖に訴えて差別と憎悪を煽るのは案外簡単なんだろうな。X-MENびいきの僕としては、サイクロップスの弟・アレックス大出世が嬉しい…と同時に心配。それでもやるしかない。AVENGERS ASSEMBLE!2019/05/02
えんじ
2
いくつか読み逃していたものを、ときどき、機会を得て読む。面白かった!! サイクが暴走し、教授が死亡。一旦、事態は収束したかのように見えたが、レッドスカルが恐るべき陰謀を…。X-MENとアベンジャーズの合同チームが、活躍する話で、話の意外性、ピンチに次ぐピンチ、引きの強さ、原点回帰してのミュータント差別問題などが盛り込まれている非常に濃厚な一冊。バリアントカバーの収録も嬉しいし、訳文もすばらしい。後半はオリビア・コワペルの艶のある絵が堪能できる。さて、続きは…?サンファイヤの活躍は見たことがないので楽しみ 2020/08/03
サテヒデオ@ダイナミックひとり
2
苦難続きのミュータント種族。彼らと政治的に正しい関係性を築くため、スティーブ・ロジャースはアベンジャーズとX-MENの融合を計画する。本書は副題がレッドシャドウということで、あの赤骸骨がメインヴィランに。悪の華、色めく。ムカツク! でもってオリビア・コワペルのアートがサイコー! 愛してる! 原画欲しい!2016/04/08
トモさん
2
MARVEL NOWでリランチされたアベンジャーズシリーズ。一応、このチームでは一話目だが、内容はガッツリAVXからの流れなので、解説はあるもののこの話から話が始まる訳ではない。しかし、登場キャラ全員がすでに映画に出ているし、絵も濃くないため初心者向けだと思われます。内容的にもハボックがアベンジャーズのリーダーという設定がなかなか楽しめた!!2016/04/06
fap
1
浜の真砂は尽きるとも、世にヴィランの種は尽きまじ。 レッドスカルに渡してはいけない能力が渡ってしまった。 2つのチームのシャッフルが行われ、おそらく敵側も続々と集結することだろう。 作者の興が乗ったためか、ヴィランの主張がかなり熱い。 2019/08/15