- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > 海外文学
- > villagebooks
内容説明
11世紀イングランド。小領主の娘エリザベスの幸せな毎日は突然終わりを告げた。ある日散策から帰ると、頭巾をかぶった男たちが城で殺戮を繰り広げており、弟以外の家族全員を奪われたのだ。城の外から復讐の機会をうかがっていた彼女は、父の主人である大領主の軍団が襲撃者たちを討ち、そこで一人の勇猛な騎士が瀕死の傷を負ったと耳にする。彼こそが“鷹”と呼ばれ恐れられる、大領主その人だとは知らずに…。
著者等紹介
ガーウッド,ジュリー[ガーウッド,ジュリー] [Garwood,Julie]
ミズーリ州カンザスシティ生まれ。1985年のデビュー以来、数々のヒストリカル・ロマンスやロマンティック・サスペンスを発表。その多くを『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラーリストに送りこみ、人気作家として不動の地位を誇っている
細田利江子[ホソダリエコ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ち~
38
両親や姉達を虐殺され、弟とともに城を追われた小領主の娘エリザベス。ある日、大領主ジェフリーが城を奪還するが負傷してしまう。手当てをした縁で結ばれる2人だが、お互い頑固な似た者同士、喧嘩の毎日。でも、その喧嘩もお互いに楽しみながらやってる面もあるので、犬も食わない喧嘩というか、喧嘩するほど仲がいいって感じで微笑ましさを感じる。エリザベスの両親を虐殺した首謀者や、その領地を狙う叔父の結末はとてもアッサリ。著者のデビュー作との事でそれもご愛嬌ってことで…。ロジャーやエリザベスの祖父のキャラもあって割と楽しめた。2019/01/08
たまきら
27
おお、著者のロマンス処女作とは!ごっつい無口な不器用傷だらけ男子と、天然女子という自分好みのテンプレートはここでも一緒です。確かにまだ描写とかは洗練されていないのかもしれませんが、説明不足がかえってお話にスピード感を与えていて、娯楽作品としてはマル。しかし、この時代の女子は大変だなあ…今の時代に生まれて本当によかった~。2016/10/04
イヴ@乗馬に夢中
20
雌ライオンと雄ライオンの恋みたいな。初期の作品なの~てぐらいHOT連発、、良かった。ヒロイン、エリザベス(領主娘)×ヒーロー、ジェフリー(大領主)お互い頑固者、でもメロメロどおし。分かりやすかった。ヒロインが犬や鷹を操る野性あふれる感じで好きだな~。城を襲った犯人探しをしつつお互いの愛の形を考える。シンプル、しかも悪役はっきりしていて読みやすい。あと、エリザベスの祖父エリズロウがいい味だしてた。爆笑よりくすっと笑える場面が多かった。こういう優しめのヒストロリカルは読んでて気分良くなる。2018/08/23
じょう
17
皆さんのおっしゃる通り、デビュー作だから仕方ないのかな。。。のちの作品が良いので期待して読んでしまうんでしょうね。当たり前のことですが、どの作家さんにもデビュー作はあり、どんどん良くなっていくのが普通だし、また、海外翻訳物は優良作品から翻訳されていくので、デビュー作が後になり「あれれ~」というのは覚悟しないといけませんね。でもでも、初期作品としてはかなり秀作でした。2016/08/29
Miyuki_fsog
16
もうもう、面白いんだから(≧∇≦) H/Hが口喧嘩してる場面ですら 笑わずにはいられなかった…微笑ましいったらない❤ そして『きみはわたしのものだ』の台詞はたまらない❤からの『あなたはわたしのもの』❤イイです♪ヽ(´▽`)/2017/11/23