内容説明
アイアンマン対マグニートー、キャプテン・アメリカ対ガンビット、シング対コロッサス、ソー対エマ・フロスト、ブラックパンサー対ストーム、シング対ネイモア、スパイダーマン対コロッサス、ブラックウィドウ対マジック、デアデビル対サイロック、ホークアイ対エンジェル…アベンジャーズとX‐MENの激突の最中に繰り広げられた一騎打ちの数々にスポットを当てたバトルコミックが登場!スーパーパワーの限りを尽くした死闘を見逃すな!今、時間無制限一本勝負のゴングが鳴る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トラシショウ。
18
二大ヒーローチームの本編では省略された激闘、その個性豊かなメンバーによる個人戦の顛末を描くアメコミには珍しい「バトル漫画」。これに数ページから1ページのミニシリーズや、スコットとトニー、決戦にいたるまでの二人の葛藤を描く読み切り、地球に迫るフェニックス・フォース到来の凶報を知らせるべく超光速で宇宙を駆けるノバのショートストーリーを含む短編集。随所に挿入されるミニコラム「AVX fan act」が、ページを追う毎に豆知識から執筆者の個人の感想に変わっていうのが地味に面白いな(笑)(以下コメ欄に余談)。2018/01/14
G
4
AVXを補完したサシのヒーローバトル集。歴史からして日本漫画とアメコミの動きは違う。日本バトルものだとその動きの過程が重要だが、やはりアメコミは攻撃→即勝敗というコマ割りが多い。動き重視の日本、迫力重視のアメコミといった所か。 ただ以前から比べると、本当に読みやすくなった。 バトル物としても面白かったが、P.121から始まるミニミニバトルシリーズは笑えた。スコットとキャップの口喧嘩、科学者ならではの闘い、ホークアイの妄想など、シリアスなバトルが続く中でこういうショートショートはありがたい。 2015/10/23
サテヒデオ@ダイナミックひとり
4
“攻略”の意味合いの強いのが日本のバトル漫画。キャラクターの“個性”に基づいた展開と勝敗。特に少年漫画で隆盛の定型だが、この文脈がアメコミには見られない。“動き”を描く漫画とイコンを描くアメコミの違いが、本作にも表われている。どちらが良いとか悪いとか優劣だとかは決められない、それぞれの表現方法の違いでしかない。面白いのが一番であり、本作は面白い。2015/08/24
ara_shinya
3
つねに殴り合っているような印象もあるアメコミ・ヒーロー物だけど、実は意外とがっつりバトル物みたいなのは少ないんだよね。どうせアベンジャーズとX-MENを戦わせるんだからバトルやっときますか的な本作。本編の補足的な意味合いもあり、完全なパロディもありで、アメコミ好きには楽しめる1冊。2015/09/17
アン・シャーリー
1
アベンジャーズvsX-MENを題材に、アイアンマン対マグニートー、シング対ネイモアなどのタイマン戦をピックアップして描いてみましたという同人誌みたいな企画で、アメコミらしからぬ純粋なバトル漫画の寄せ集めである。触れたものを爆弾に変えるというキラークイーンみたいな能力のガンビットにただのブン殴り合いで勝つキャップがアツい。ホープvsスカーレット・ウィッチのウルトラキャットファイトもアツい。このハンパない二人の喧嘩を一言でおさめるキャップの威厳! でもホープはいうこときかない!(笑)2018/10/08